AirPods 4が発売されて3週間。AirPodsの全シリーズを使ってきた筆者が、機能的には上位の「AirPods Pro 2」を使うことをやめて、AirPods 4メインになってしまった理由をレビュー形式で振り返りつつまとめてみました。
ラインナップ的には廉価モデルという位置付けのため、どれくらいのノイズキャンセル性能があるのか? 音質は?という興味本位で使い始めた。それが実は今、通勤や仕事のミーティングなど含めて、AirPods 4をメインで使うようになってしまった。割としっかりAirPodsシリーズを使ってきた人目線で、なぜAirPods 4ばかり使うようになってしまったのか、製品 レビュー の形でまとめてみたい。現行のワイヤレスイヤホン型AirPodsシリーズのラインナップは、「AirPods Pro 2」(3万9800円)を最上位として、AirPods 4ノイズキャンセリング搭載モデルは普及機的な価格設定になっている。
最下位モデルには、ノイズキャンセリング機能のない素のAirPods 4もあるが、今回はこの機種には触れない(なので、この記事では便宜上、AirPods 4ノイズキャンセリング搭載モデルを単に「AirPods 4」と呼ぶ)。まず最初に注目したのは、Pro 2ほどの遮音性が期待できない構造(耳に載せるだけ)でありながら、どれほどしっかりしたノイズキャンセル性能があるのか……というぶぶん。率直なところ、やや意地悪な評価軸で使い始めたわけだ。AirPodsはまさに耳の穴に「載せるだけ」という感覚で、耳への圧迫感ゼロな代わりに遮音性もゼロ。耳に引っかかるところがほぼない形状のため、人によっては歩くと耳から落ちるという人もいた。
一方AirPods 4は、形状が微妙に変わって、耳穴に微妙に密着して引っかかるようになった。アップルは数千の耳の形を使って適切な形状を分析したと公表しているが、その「改善」は上手くいっているように思う。良い意味での誤算だったのはこの部分。耳の穴に耳栓を突っ込む形のPro 2と違って、AirPods 4は遮蔽物がほとんどない。この状態でノイズキャンセル機能を付けても効果は弱いのででは……と想像していたのだが、現実には全くそんなことはなかった。 実際、地下鉄の騒音は全く気にならないレベルまで「消音」される。構造的に、Pro 2の方が騒音はより消えるものの、「耳に異物を入れている」という圧迫感とのトレードオフだ。体験の良さとしては一概にPro 2の方が上、とも言えない。充電ケースの仕様は、Pro 2に比べて小型になったほか、Bluetoothペアリングする際の「ボタン」がなくなり、ダブルタップでペアリングモードになるように変わっている。Pro 2は「耳栓をする」という構造のため遮音性が高く、低音もAirPodsに比べて比較的豊かに出る。
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