<為替> ドルが主要通貨に対し横ばいで推移した。一連の米経済指標で連邦準備理事会(FRB)が現在の金融政策路線を維持するとの観測が裏付けられ、市場では消化する動きが続いている。
<金先物> 対ユーロのドル高が一服したことで金の需要が高まり、続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比37.00ドル(1.40%)高の1オンス=2676.30ドル。週間では0.32%上昇した。
米労働省が朝方発表した9月の卸売物価指数(PPI)は前月比で横ばいとなり、市場予想の0.1%上昇を下回った。米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に追加利下げを実施するとの見方が維持されたことで、外国為替市場では、ユーロ高・ドル安地合いに反転。ドル建てで取引される金の割安感が意識され、相場はじりじりと上値を拡大した。 一方、イスラエル軍の戦車は10日、レバノン南部ナクラにある国連レバノン暫定軍(UNIFIL)本部の監視塔を砲撃。インドネシア国籍の隊員2人が病院に搬送された。国際社会から非難が殺到する中、改めて抑制が効かない中東情勢のリスクが意識され、安全資産としての金への引き合いが強まった。<米原油先物> 前日に急伸した反動から利益確定の売りなどが入り、反落した。米国産標準油種 WTIの中心限月11月物は前日清算値(終値に相当)比0.29ドル(0.38%)安 の1バレル=75.56ドルだった。週間では1.59%高だった。12月物は0.26ドル安の74.85ドル。
前日の原油先物相場は、ハリケーン「ミルトン」の影響で、石油関連のインフラに影響が及ぶとの見方が広がる中、3%超高となった。この日は前日の急伸の反動から週末を前 に利益確定や持ち高調整の売りが優勢となった。ただ、イスラエルによるイランの石油施設への報復攻撃の可能性がくすぶる中、エネルギー供給混乱を警戒した買いが引き続き入り、相場の下値は限定的。中国政府が今週末にも追加の景気刺激策を発表するとの観測が浮上する中、同国からのエネルギー需要見通しに期待も広がっている。
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