ドルが対円で一時9カ月ぶりの高値を付けた。投資家は、今後予定されている重要指標を見極めたいとしているほか、日本当局の介入の可能性を警戒している。主要通貨に対するドル指数は下げた。
ドル指数は0.12%安の104.03。25日には6月上旬以来の高値104.44を記録していた。薄商いの中、国債利回りがやや低下した。市場では米金融政策の行方を見極めようと、9月1日に発表される8月の雇用統計などの経済指標が注目されている。
2年債利回りは、根強いインフレを反映し米金利は当面は高止まりするとの見方が織り込まれる中、一時5.106%と、7月6日以来の水準に上昇。終盤の取引では5.039%と、1.7ベーシスポイント(bp)低下したが、一時上昇する動きは米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が米ワイオミング州で開催された経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で25日に行ったタカ派的な講演と整合性が取れるものだった。2年債と10年債の利回り格差はマイナス83.70bp。一時はマイナス88.20bpと、8月10日に付けた水準に一致するまでマイナス幅が拡大した。長短金利の逆転幅の拡大は、一段の利上げが実施されるとの予想を反映するとされる。続伸。複合企業スリーエム(3M)や金融大手ゴールドマン・サックスが上昇し、株価押し上げに寄与した。米政策金利の先行きを占う手がかりを得るため、市場の注目は週内に発表される主要インフレ指標や雇用統計に移っている。
先週の国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の講演は消化済みと受け止められ、買い安心感が出た。パウエル氏はインフレを確実に抑制するために一段の利上げが必要となる可能性があるという認識を示した。3Mは5.2%急騰。米軍向けの耳栓の欠陥を訴える30万件以上の訴訟で和解に暫定的に合意したとの報道が材料。ドル安や米長期金利の低下を好感して、3営業日ぶりに反発した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前週末比6.90ドル(0.36%)高の1オンス=1946.80ドル。熱帯低気圧の米国本土接近に伴い供給混乱を警戒した買いに支えられ、3営業日続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物は前週末清算値(終値に相当)比0.27ドル(0.34%)高の1バレル=80.10ドル。11月物は0.18ドル高の79.67ドル。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
NY市場サマリー(28日)ドル/円一時9カ月ぶり高値、株続伸<為替> ドルが対円で一時9カ月ぶりの高値を付けた。投資家は、今後予定されて いる重要指標を見極めたいとしているほか、日本当局の介入の可能性を警戒している。主 要通貨に対するドル指数は下げた。 ドル/円は一時昨年11月9日以来の高値となる146.75円を付けた 。終盤は前日比0.05%高の146.51円となった。 トレーダーは、円安が進む中、日本当局が為替市場に介入する兆しを注視している。 ドル指数は0.12%安の104.03。25日には6月上旬以来の高値10 4.44を記録していた。 ユーロは0.16%上昇し、1.0811ドルとなった...
続きを読む »
UPDATE 1-NY市場サマリー(28日)ドル/円一時9カ月ぶり高値、株続伸(株式の内容を追加しました) [28日 ロイター] - <為替> ドルが対円で一時9カ月ぶりの高値を付けた。投資家は、今後予定されて いる重要指標を見極めたいとしているほか、日本当局の介入の可能性を警戒している。主 要通貨に対するドル指数は下げた。 ドル/円は一時昨年11月9日以来の高値となる146.75円を付けた 。終盤は前日比0.05%高の146.51円となった。 トレーダーは、円安が進む中、日本当局が為替市場に介入する兆しを注視している。 ドル指数は0.12%安の104.03。25日には6月上旬以来の高値10 4.44を記録していた...
続きを読む »
NY外為市場=ドル/円一時9カ月ぶり高値、指数は下落終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で一時9カ月ぶりの高値を付けた。投資家は、今後予定されている重要指標を見極めたいとしているほか、日本当局の介入の可能性を警戒している。主要通貨に対するドル指数は下げた。
続きを読む »
NY外為市場=ドル/円一時9カ月ぶり高値、指数は下落[ニューヨーク 28日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、...
続きを読む »
NY外為市場=ドル/円一時9カ月ぶり高値、指数は下落 - 記事詳細|Infoseekニュース[ニューヨーク28日ロイター]-終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で一時9カ月ぶりの高値を付けた。投資家は
続きを読む »