<為替> ドルが一時11週間ぶり高値を更新した。17日発表された米小売売上高は、米経済が底堅さを維持している様子を示唆すると同時に、連邦準備理事会(FRB)が今後1年半にわたり緩やかな利下げを実施するという見方を支えた。
マネーコープの北米ストラクチャードプロダクツ責任者ユージン・エプスタイン氏は「基本的に10月に入ってから見られる状況の継続」と指摘。「予想以上に強いデータを受け、ドルは上昇している。9月にFRBが0.5%ポイントの利下げを実施した時点では、ドルは弱含んでいたが、現時点でそれは解消されつつある」と述べた。CMEフェドウオッチによると、11月の会合で0.25%ポイントの利下げが決定される確率は90.3%と、前日の93.7%からやや低下した。金利据え置きが決定される確率は9.7%。
<金先物> 米大統領選や中東情勢を巡る不透明感からリスク回避としての金の需要が高まり、3日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比16.20ドル(0.60%)高の1オンス=2707.50ドルとなり、9月26日に付けた史上最高値を塗り替えた。 米大統領選の投開票が約3週間後に迫る中、民主党候補のハリス副大統領と共和党候補のトランプ前大統領が依然として接戦を繰り広げており、先行き不透明感から安全資産として知られる金に買いが入りやすかった。また、イスラエルのカッツ外相は17日、声明を出し、パレスチナのイスラム組織ハマスの最高指導者シンワル氏がイスラエル軍によって殺害されたと確認。金融市場の反応は割れたものの、金相場は買いで反応した。
<米原油先物> 米原油や石油製品在庫の減少を背景に、5営業日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値(終値に相当)は前日比0.28ドル(0.40%)高の1バレル=70.67ドルだった。12月物は0.27ドル高の70.09ドル。
REP COM CRU DBT ENR FRX GOL JFOR JLN METL NRG PREMTL STX TRN AMERS US NAMER NNJ/NY PACKAGE:JP-TEMP
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
NY市場サマリー(17日)S&P伸び悩み、ドル上昇、利回り上昇<為替> ニューヨーク外為市場で、ドルが大半の通貨に対して上昇した。米国の8月の小売売上高が予想外に増加したことで、米連邦準備理事会(FRB)が17─18日の会合で大幅な利下げには踏み切らないとの見方が出ている。
続きを読む »
NY市場サマリー(30日)ドル上昇、利回り上昇 S&P・ダウ最高値<為替> ドルが上昇した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がこの日、よりタカ派的な姿勢を示したことを受け、市場ではFRBが次回11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の追加利下げを行うとの見方が後退した。
続きを読む »
NY市場サマリー(2日)ドル上昇、利回り上昇 S&P横ばい 全米雇用報告好調<為替> ドルが対ユーロで3週間ぶりの高値を付けた。米ADP全米雇用報告で民間部門の雇用者数が予想を上回って増加したことで、4日に発表される9月の雇用統計に対する注目が高まっている。
続きを読む »
NY市場サマリー(4日)ダウ最高値、ドル上昇 利回り上昇<為替> ドルが上昇し、対円で一時149円台に乗せた。9月の米雇用統計が予想を大きく上回ったことで、連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測が後退した。
続きを読む »
NY市場サマリー(27日)ダウ最高値更新、ドル下落 利回り低下<為替> ドルが下落。8月の米個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが鈍化したことに反応した。一方、円は上昇した。岸田文雄首相の後任となる自民党総裁に、金融政策でタカ派とされる石破茂元幹事長が選出されたことが材料視された。
続きを読む »
NY市場サマリー(19日)ダウ・S&P最高値、ドル下落、利回り上昇<為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが不安定な取引の中、下落した。米連邦準備理事会(FRB)による前日の50ベーシスポイント(bp)の大幅な利下げと金融緩和政策への転換を受けた。
続きを読む »