米プライベートエクイティー（ＰＥ、未公開株）投資会社ＫＫＲは、アジア太平洋（ＡＰＡＣ）地域のＰＥチームを刷新した。米中関係の緊張でディールメークが停滞しているためで、同社は150億ドル（約２兆1300億円）規模の域内のファンドから資金を配分する初期段階にある。
は、アジア太平洋（ＡＰＡＣ）地域のＰＥチームを刷新した。米中関係の緊張でディールメークが停滞しているためで、同社は150億ドル（約２兆1300億円）規模の域内のファンドから資金を配分する初期段階にある。
投資家に送付された書簡によると、ＡＰＡＣ責任者、路明（ミン・ルー）氏は戦略的イニシアチブに時間を割くため、同地域の執行会長に就任する。平野博文氏は域内のＰＥ共同責任者を退任して執行副会長に就任するが、同社の日本代表にとどまる。ブルームバーグが書簡を確認した。 一方、ガウラブ・トレハン氏はＡＰＡＣの単独ＰＥ責任者に昇格し、インド責任者も兼任する。書簡によれば、同氏の2020年の入社以来、ＫＫＲはインド市場に50億ドルを投じており、同国は同社にとってアジアで最大かつ最も活発な市場の一つとなっている。 ブルームバーグ集計のデータによると、ＡＰＡＣの４－６月（第２四半期）の株式発行は１－３月（第１四半期）からほぼ３分の１減少し、企業の合併・買収（Ｍ＆Ａ）案件は発表ベースで21％減。一方、ベインによると、域内のＰＥ案件はここ１年で44％減の1980億ドル。
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