David Lawder[ワシントン 16日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は16日、世界経済は今年も緩やかながら着実に成長するとの見通しを示した。長引く高インフレ、中国や欧州の需要低...
- 国際通貨基金(IMF)は16日、世界経済は今年も緩やかながら着実に成長するとの見通しを示した。長引く高インフレ、中国や欧州の需要低迷、二つの地域紛争の影響など逆風に直面する中、米経済の強さが世界の国内総生産(GDP)を押し上げるとした。チーフエコノミストのピエール・オリヴィエ・グランシャ氏は「世界経済は依然かなり強いとみられる」とし、多くの国が中央銀行の利上げを受けた景気後退観測に反して推移したと記者団に述べた。「全体的な軌道としてはインフレが今年を通じて低下し、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを開始できる状況になると依然予想している」とロイターに述べた。ただ「市場が予想していたほど早くはないかもしれない」とした。
IMFは24年の米成長率予測を2.7%と1月時点の2.1%から上方修正。23年末から24年にかけて雇用や個人消費が予想以上に強かったとした。25年は金融・財政引き締めの影響が遅れて出るため1.9%に鈍化するとみているが、それでも1月の予測(1.7%)からは引き上げた。 米国以外の予測は大きく異なり、ユーロ圏の24年成長率予測は1月の0.9%から0.8%に下方修正。ドイツやフランスの消費者信頼感低迷などが影響した。高金利や根強い高インフレに悩まされる英国についても、24年成長率予測を0.1%ポイント引き下げて0.5%とした。中国の成長率については23年の5.2%から24年は4.6%、25年は4.1%に低下するという予測を維持した。ただ、不動産部門の包括的な再編計画がなければ内需低迷が長引き、経済見通しが悪化する可能性があると警告した。一部の主要新興国に関しては明るい材料を指摘。ブラジルの24年成長率予測を0.5%ポイント引き上げて2.2%としたほか、インドも0.3%ポイント引き上げて6.8%とした。一方、低所得の途上国はコロナ禍後の調整に引き続き苦慮し、中所得新興国よりも経済への傷跡が大きいと指摘。これら低所得途上国全体の24年成長率予測は4.7%と、1月時点の4.9%から下方修正した。ロシアの24年成長率予測は3.2%と1月の2.6%から上方修正した。西側による価格上限制度にもかかわらず原油相場が上昇する中、石油輸出収入が依然堅調なほか、軍事生産に関
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