コンチネンタル杯(W杯の下部大会)を兼ねて行われ、52歳の「レジェンド」葛西紀明(土屋ホーム)は120・5メートル、130・5メートルの合計220・2点で13位。日本勢では5位の佐藤幸椰(雪印メグミ
ルク)に次ぐ2番手で、W杯札幌大会(2月15、16日)の代表入りに前進した。135・5メートル、132メートルを飛んだロビン・ペデルセン(ノルウェー)が261・1点で優勝した。
葛西が“神風”で13位に踏みとどまった。1回目は助走のスピードを欠いてK点に届かず120・5メートル。2回目も「テイクオフで失敗した」が、突然の有利な向かい風をもらって130・5メートルまで飛距離を伸ばした。「あれがなければ115メートルに落ちていたかも。(失敗しなければ)140メートルはいけましたね」。もどかしさも含んで苦笑いした。 52歳の新シーズンは忙しい。昨年12月からW杯下部のコンチネンタル杯を転戦しており、中国、フィンランド、スイス、オーストリアで計7戦に出場。飛行機の乗り継ぎが5回もあるなど長時間移動の連続で首や背中が張っている状態だった。加えて、形状の違う様々なジャンプ台を飛んできたことで助走でのポジションや目線に狂いが生じ、「不安定なところがジャンプに出ている」という。
それでも、コンチネンタル杯では着実にポイントを加算中。開催国枠も含めて9人が出場できるW杯札幌大会の代表入りに大きく前進した。「アプローチのポジションさえ固まればミスなくいける。早く自分のジャンプができれば」。26日はSTV杯→コンチネンタル杯のダブルヘッダー。お疲れモードのレジェンドだが、地元のW杯切符は逃すわけにいかない。(石井 睦)
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