横浜FMは敵地で福岡に4―0で快勝した。前半にFWアンデルソンロペスが2得点を挙げ、後半はFW植中朝日、FW宮市亮が加点。首位・神戸が湘南と1―1で引き分けたため、残り3試合で勝ち点差は2となった。
連覇に向けて負けられない戦いが続く中、敵地で4発快勝を収めた。前半19分、今試合で負傷から復帰したDFエドゥアルドのロングボールにFWエウベルが抜けると、左サイド深くから折り返し。中央でロペスが合わせ、ネットを揺らした。6分後には、植中のドリブルからヤンマテウスとつなぎ、再び中央でロペスが左足を合わせて流し込んだ。ロペスは今季21得点目となった。マスカット監督は「けが人が出て難しい状況が今日も続いていた。ただ選手は勇敢な気持ちを持ってプレーしてくれたし、すべてにおいて素晴らしいプレーをしてくれた。ロッカールームにいる選手全員にリスペクトの気持ちがある。マンツーマン気味で来て簡単な試合ではなかったが、選手が思いきってやった結果」とたたえた。残り3試合で首位の神戸と勝ち点2差に縮まる大きな前進。それでも「他の結果に興味はない。次の試合に向けて前進し続ける。それだけ。このエンブレムをもとに強い気持ちを持って最後の最後まで戦いたい」と矢印を自分たちに向けていくことへ集中を高めた。
2ゴールのロペスも「リーグ戦ではなかなか(約1か月)決められていなかったので、自分にプレッシャーをかけて臨んだ。2つともゴールはうまく連係を取れた。1点目はエウベルを信じて走ってスピードで勝って決められた。2点目はうまくチームがビルドアップしてパスをつなぎ、流し込むことができた」とゴールシーンを振り返り、勝利を喜んだ。今季21得点目で神戸FW大迫勇也と並んで得点ランクトップタイ。それでも「自分に集中することが大事。チームに貢献していけば、自分の目標(得点王)もチームの目標(連覇)も達成できる」と先を見据えていた。