エコノミストの大多数が、9月の米利下げ幅は0.25ポイントにとどまるとみていることが、ブルームバーグがまとめた調査で分かった。ウォール街の大手金融機関が0.5ポイント利下げを予想したのとは対照的だ。
調査に答えたエコノミストの8割近くが、9月17、18両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で政策金利レンジが5-5.25%に引き下げられると予想した。残りのエコノミストの大半はより大幅な利下げを見込んでいる。FOMC会合前の緊急利下げの確率は中央値でわずか10%だった。 同時に、当局はインフレ率を目標の2%まで低下させる取り組みを続ける一方で、完全雇用の実現に重きを置くとしている。Quarter-point moves expected for next three meetings and in early 2025Note: Economists were asked to forecast the upper bound of the federal funds rate for the next three meetings and in early 2025 一方、エコノミストのコンセンサスでは、9月、11月、12月、そして2025年1-3月(第1四半期)の会合での0.
オックスフォード・エコノミクスのチーフエコノミスト、ライアン・スウィート氏tは、ジャンボ利下げ予想は「行き過ぎであり、条件反射に過ぎない」と述べた。「歴史的に、FOMC会合間の緊急利下げや25bpを超える利下げは、明らかな負の経済ショックが発生した時か、データがそれまでより悪化した時だ」と解説した。 当局者らは雇用の伸び鈍化を、景気減速の兆候ではあるが景気後退を示唆するものではないと考えている。シカゴ連銀のグールズビー総裁は5日、「かなり安定したレベル」で成長が続いているとの認識を示した。サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は同日、米国の労働市場は減速しているとはいえ「そこそこ堅調 」だと述べた。
調査ではエコノミストの60%が「雇用市場は堅調だが、やや軟化している」と回答し、24%が「大幅に軟化しているが、安定する可能性が高い」と回答した。大幅な雇用喪失が訪れると予測したのはわずか16%だった。 ウルフ・リサーチのチーフエコノミスト、ステファニー・ロス氏は「金融市場がFRBに会合間利下げを強いる可能性はあるが、そうでなければ先週のデータは十分な理由にはならないだろう」と述べた。「金融環境は重要であり、FRBは市場が引き締まった分を打ち消すことを余儀なくされるかもしれないが、それは当社の基本シナリオではない」と付け加えた。Fed watchers were asked their view of economic outlook...
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