欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ユーロ圏がECBの中期インフレ目標達成に「非常に近づいている」との認識を示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が23日公表したインタビューで述べた。
12月23日 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁(写真)は、ユーロ圏がECBの中期インフレ目標達成に「非常に近づいている」との認識を示した。写真は1月25日、ドイツ・フランクフルトで撮影(2024年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[23日 ロイター] - ラガルド総裁はインタビューで「インフレ率を中期目標の2%に持続的に到達させたと宣言できる段階に非常に近づいている」と述べた。ただサービス価格の動向に引き続き警戒する必要があるとも指摘。「直近のインフレ率は2.2%だ。しかし、サービスインフレは3.9%であまり動いていない。4%前後で推移している」と述べた。「私は、報復は悪いアプローチだと言った。なぜなら、全体的な貿易制限、報復といったいたちごっこのような対立的な方法で貿易に対処することは、世界経済全体にとって悪いことだと思うからだ」と語った。 同紙によると、ECB理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中央銀行総裁も、ユーロ圏のサービスインフレの一部の要素がやや懸念されると指摘。ただ、トランプ氏の行動を予測することはほぼ不可能であり、来年の見通しは不透明だと述べた。「私はこれまでも、そして現時点でも、突然の大幅な変更の必要性を感じていない」とし「その種の保険的な利下げを実施して物価安定目標を複雑にすることは望んでいない」と述べた。
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