女優の草笛光子（９０）が来年６月２１日公開の映画「九十歳。何がめでたい」に主演することが２４日、分かった。２２日に９０歳の誕生日を迎えたばかりの草笛が実年齢と同...
女優の草笛光子（９０）が来年６月２１日公開の映画「九十歳。何がめでたい」に主演することが２４日、分かった。２２日に９０歳の誕生日を迎えたばかりの草笛が実年齢と同じ年齢の主人公を演じ、「老後の資金がありません！」（２０２１年）以来、３年ぶりに前田哲監督とタッグを組む。９０歳の作家・佐藤愛子役の草笛は「『まさか！ とんでもないことになりました！』という思いです。先生の明快に物事をおっしゃる作品は、とても気持ちが良いと思っていましたので、そのリズムを軸にして演じたいと思っています」と意欲的だ。
このほどクランクイン。撮影現場で誕生日を祝福され、自身の年齢を実感した。「毎日、老いと闘っていますが、９０歳と闘ったら損。闘わないように受け入れて９０歳を大事に生きてみようと思います。９０歳は初めてで最後、大事な一年を大事に生きます」と抱負を語った。 「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」（１８年）など、シリアスな状況を軽やかに描くことに定評のある前田監督は「生きて苦あり、笑えば幸あり。満足感と幸福感に満たされる。老いを楽しみ、幸せに日々を生き抜くヒント満載の映画です。楽しみにお待ちください」と話している。
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