4強が全て私立は初 夏の甲子園目指し、きょう20日準決勝 高校野球沖縄大会 - 琉球新報デジタル
沖縄の高校野球界で地殻変動が起きているのか―。夏の甲子園出場を懸けた第106回全国高校野球選手権沖縄大会で4強に残っているのは、エナジック、ウェルネス沖縄、KBC、興南の私立4校だ。1976~78年に3年連続で甲子園8強入りの豊見城、90年、91年に2年連続準優勝を果たした沖縄水産など、県立校が数々の旋風を巻き起こしてきた沖縄で、4強が全て私立になったのは初めてのことだ。注目の準決勝は20日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われる。エナジックは創部3年目で春季大会初優勝を成し遂げた。チームを率いるのは、2008年の夏の甲子園で県立浦添商を率いて4強入りを果たした名将、神谷嘉宗監督だ。選手の自主性を重んじる「ノーサイン野球」で快進撃を続け、3回戦で強豪の私立沖縄尚学をコールドで下した。対するウェルネス沖縄は創部7年目。昨春に初優勝を果たし、近年躍進している。夏は2年連続2度目の準決勝となる。昨年のプロ野球ドラフト会議でワォーターズ璃海が楽天から4位指名を受け、同校初のプロ野球選手が誕生した。
今大会は両チームとも打率4割前後の高い打撃力を誇り、打ち合いも予想される。盗塁数は4強最多のエナジックにウェルネス沖縄が次ぐ。守備はここまで継投のエナジックに対し、ウェルネス沖縄はエース中心。同カードだった今春の準々決勝ではエナジックが8―0で勝利した。さらに強さを増したエナジックに、ウェルネス沖縄が雪辱を期す。興南は10年に甲子園春夏連覇を成し遂げた名門。今年も我喜屋勝監督がチームを率いている。オリックスのエース左腕・宮城大弥も同校出身だ。元ボクシング世界王者の具志堅用高さんの出身校としても知られる。KBCは創部10年目。学校はスポーツコース(野球専攻)を設け、着々と力を付けている。近年は18年に宜保翔(オリックス)、22年に大城元(巨人)らがドラフト指名されるなど、プロ野球選手を輩出するようになった。昨秋優勝、今春準優勝と強さを発揮してきた興南に対し、KBCは4強で唯一ノーシードから勝ち上がった。今大会のチーム打率は興南が2割8分、KBCが3割7分2厘と、打撃力ではややKBCが上回っている。守備ではKBC投手陣の継投も光るが、チーム失点1の興南の守りも堅い。KBC打線が興南の好投手
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