2024年2月24日、東京・竹芝のポートスタジオにて「PLATEAU AWARD 2023」最終審査会が行われ、最終審査に残った12組がプレゼンテーションを行った。
本業は哲学分野の研究者であり、デジタルツインの思想と技術にも関心があるという小関氏が目指したのは、誰もが気軽に触れられる都市空間プログラミング環境の実現だ。3D都市モデルの持つジオメトリ(形状を示す幾何情報)とセマンティクス(意味を示す属性情報)の双方をPythonで扱うためのライブラリやコーディング環境を開発した。PLATEAUのデータフォーマットであるCityGML形式のファイルを変換して扱うための手段としては、ゲームエンジン用のSDKやGISソフト向けのコンバータが提供されている。しかし小関氏は、3D都市モデルのジオメトリ情報とセマンティクス情報をPythonで統合的に扱うことで、新たなユーザー体験の実現や潜在的なユーザー層へのリーチ、より広い領域での活用ができるのではないかと考えた。 体験のイメージはプレゼンでのデモ動画を参照するとわかりやすい。「PlateauKit + PlateauLab」では非常にシンプルかつインタラクティブなプログラミング体験を実現している。3D都市モデルのダウンロードから表示までは数行のコードで即時に完結する。また、コードによる解析にも対応しており、JupyterLabやJupyter Notebook(Pythonのコーディング環境)向けに実装したウィジェット上で、3D都市モデルの解析結果を即時に反映し表示できる。 PLATEAUのデータを内部にどう持たせるのかという点では、1つの建物に関する情報を1個のレコードとして持ち、Pythonから直接、その表を操作する。階層構造を持つ情報についてはJSON形式に変換する形になっているが、元の構造が使いやすいとは限らないケースもあるため、そのあたりはバランスを考えているという。 汎用的なプログラミング言語であるPythonのプログラミング環境にPLATEAUを統合することで、Pythonのさまざまなライブラリはもちろん、外部のAPIとの連携が容易となる。すでにPlateauKitとしてMITライセンスで公開されており、ドキュメント類も整備済みだ。:デジタルの領域がフィジカルな領域にどうつながるかというところ、それがこれからのデジタルツイン時代に重要になると思っています。審査員の川田さんからは「プロンプトとプログラミングがバランスされた状態が、これから生成AIをどう活用していくかというところですごく重要になるだろう」という話があり、またちょまどさんからも「PythonでPLATEAUを使う上でのチュートリアルとして重要になる」という話もあり、審査会では満場一致でこの作品がグランプリになりました。:昨年もファイナリストとしてここに来ていたので、今回の受賞は喜びも2倍という感じでとてもうれしいです。本当におもしろいからやっていることなので、そういったことを評価してもらえてすごくありがたいです。いつも新しいことをしよう、PLATEAUの本質を見ようということを思っているのですが、そこもいろいろ見ていただいた上での評価だと考えています。やはりコミュニティが非常に重要だと思うので、こういった形でこれからも貢献していけたらと思っています。.
本業は哲学分野の研究者であり、デジタルツインの思想と技術にも関心があるという小関氏が目指したのは、誰もが気軽に触れられる都市空間プログラミング環境の実現だ。3D都市モデルの持つジオメトリ(形状を示す幾何情報)とセマンティクス(意味を示す属性情報)の双方をPythonで扱うためのライブラリやコーディング環境を開発した。PLATEAUのデータフォーマットであるCityGML形式のファイルを変換して扱うための手段としては、ゲームエンジン用のSDKやGISソフト向けのコンバータが提供されている。しかし小関氏は、3D都市モデルのジオメトリ情報とセマンティクス情報をPythonで統合的に扱うことで、新たなユーザー体験の実現や潜在的なユーザー層へのリーチ、より広い領域での活用ができるのではないかと考えた。 体験のイメージはプレゼンでのデモ動画を参照するとわかりやすい。「PlateauKit + PlateauLab」では非常にシンプルかつインタラクティブなプログラミング体験を実現している。3D都市モデルのダウンロードから表示までは数行のコードで即時に完結する。また、コードによる解析にも対応しており、JupyterLabやJupyter Notebook(Pythonのコーディング環境)向けに実装したウィジェット上で、3D都市モデルの解析結果を即時に反映し表示できる。 PLATEAUのデータを内部にどう持たせるのかという点では、1つの建物に関する情報を1個のレコードとして持ち、Pythonから直接、その表を操作する。階層構造を持つ情報についてはJSON形式に変換する形になっているが、元の構造が使いやすいとは限らないケースもあるため、そのあたりはバランスを考えているという。 汎用的なプログラミング言語であるPythonのプログラミング環境にPLATEAUを統合することで、Pythonのさまざまなライブラリはもちろん、外部のAPIとの連携が容易となる。すでにPlateauKitとしてMITライセンスで公開されており、ドキュメント類も整備済みだ。:デジタルの領域がフィジカルな領域にどうつながるかというところ、それがこれからのデジタルツイン時代に重要になると思っています。審査員の川田さんからは「プロンプトとプログラミングがバランスされた状態が、これから生成AIをどう活用していくかというところですごく重要になるだろう」という話があり、またちょまどさんからも「PythonでPLATEAUを使う上でのチュートリアルとして重要になる」という話もあり、審査会では満場一致でこの作品がグランプリになりました。:昨年もファイナリストとしてここに来ていたので、今回の受賞は喜びも2倍という感じでとてもうれしいです。本当におもしろいからやっていることなので、そういったことを評価してもらえてすごくありがたいです。いつも新しいことをしよう、PLATEAUの本質を見ようということを思っているのですが、そこもいろいろ見ていただいた上での評価だと考えています。やはりコミュニティが非常に重要だと思うので、こういった形でこれからも貢献していけたらと思っています。
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