米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切るとの観測から、金価格は1オンス=2500ドルを突破し、記録的な好調ぶりを見せている。
An employee handles one kilogram gold bullion at the YLG Bullion International Co. headquarters in Bangkok, Thailand, on Friday, Dec. 22, 2023.
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのコモディティーストラテジスト、ウェイン・ゴードン氏は「2025年半ばごろまでには1オンス=2700ドルに向かう」と予想し、FRBの政策シフトや中央銀行の購入、ポートフォリオのヘッジ需要に言及した。 金価格の直近の急騰は、米金融当局が間もなく利下げを開始するとの見通しによるところが大きく、9月会合で利下げに踏み切ると見られている。こうしたシナリオが実質金利を押し下げており、利息の付かない金にはより有利な環境をつくり出している。 金価格上昇と金利低下という最近の動きは、債券利回りなどの伝統的なマクロ要因が前面に戻りつつあることのシグナルだ。今年前半には、利回りが上昇する中でも金が値上がりし、経験豊富なアナリストを驚かせるほどの異例のパターンが見られていた。特に新興国市場における中銀の力強い金購入が主な要因だった。 金が上昇する中でヘッジファンドや投機筋の動きも活発化している。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ニューヨーク商品取引所(COMEX)金先物の買い越しは、7月中旬に記録した4年ぶりの高水準に迫っている。...
Government Regulation Well Spent Personal Finance Cojp