財務省が発表した国際収支状況速報によると、12月の経常収支は1兆773億円の黒字となりました。堅調な所得収支と貿易黒字が黒字を支えました。
財務省が10日発表した国際収支状況速報によると、12月の 経常収支 は1兆0773億円の黒字となりました。ロイターが民間調査機関に行った事前調査の予測中央値を若干下回ったものの、堅調な 所得収支 や貿易黒字に支えられた結果です。\海外証券投資や直接投資等からなる第1次 所得収支 は、証券投資収益が赤字幅を拡大したことから黒字幅を縮小しましたが、1兆2755億円の黒字となりました。第2次 所得収支 は2401億円の赤字、貿易・サービス収支は419億円の黒字となりました。\東日本大震災後、 貿易収支 の赤字化に伴い、 経常収支 も赤字に転落するのではないかと危惧されましたが、2023年1月に2兆円超の赤字を記録した後は、円安と食料品、エネルギー、資源価格の高騰などによる貿易赤字にもかかわらず、海外への証券投資や直接投資からの収入に支えられ黒字が続いている。今後も第1次 所得収支 に支えられ黒字基調を保つとの見方が大勢で、財務省担当者は、見通す限り 経常収支 が赤字に転落する可能性は少ないと分析しています。第1次 所得収支 が黒字幅を前年比4兆円超拡大しました。輸出額の増加が輸入額を上回り、 貿易収支 の赤字幅も2兆6019億円縮小し、3兆8990億円になりました。為替は対ドルで前年比7.
8%の円安で、保有する外貨を円換算した時の金額が膨らむ一方、子会社からの配当金や、海外金利の上昇で債券の利回りが上昇した
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む: