前回のコラム「日経平均は9月下旬以降再び下落する懸念がある」(9月21日配信)では、「今年の日経平均株価の高値が7月11日の4万2224円で決まった可能性が高い」と予測した。結論から言えば、今回も基本的にこの見…
結論から言えば、今回も基本的にこの見方を維持したい。理由は、日米金利差縮小による円高の進行に加えて、アメリカでも企業業績の増益率鈍化が予想され、株価下落リスクが払拭できないからだ。また需給やテクニカルの面からみてもやはり高値を更新するのは難しそうだ。さらに言えば、中東情勢悪化による原油価格上昇懸念などの地政学リスクも依然残っている。これは10月15日に、重要な節目であった9月27日の戻り高値3万9829円(自民党総裁選挙で「高市早苗首相」を期待して上昇した日)を抜けてきたからだ。メインシナリオではないものの、これで上記の4万2224円を突破する可能性はゼロではなくなった。
今後、もし最高値を更新するとすれば、アメリカの雇用統計(非農業部門の雇用増や失業率)などの重要指標で、市場にとって都合よく解釈できる数値が発表され、円高が進まず、さらには日本株にとって影響が大きいナスダック総合指数の上昇が継続することが必要になりそうだ。 ただし、日本株が上昇したとしても引き続き「押し目買い」ではなく、「戻り売り」のスタンスで臨みたい。日経平均株価は9月11日の安値3万5619円が、8月5日の3万1458円に対する二番底、さらに10月2日の安値3万7808円が同三番底になったという見方もある。 だが、私は11月以降のどこかで、再び3万5000円~3万6000円前後をつけ、そこが二番底か三番底になると想定している。日本株はこのようにしばらく変動率が高くなりそうだが、「中長期的な日本株の魅力は不変」との見方は変わらない。
東洋経済オンライン 市場観測 ビジネスニュース ビジネスパーソン 経済ニュース 新基準 会員限定
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
【独自解説】“最も血なまぐさい銃”で狙われたトランプ前大統領…またも暗殺未遂か?「結論から言えば“発射寸前”だった」現場で何が起きていたのか―|日テレNEWS NNN日本テレビのニュースサイト「日テレNEWS NNN」は政治、経済、国際、社会、スポーツ、カルチャー・エンタメ・芸能、ライフなど、ニュース速報のほか天気、地震、津波、台風など防災・気象情報を配信しています。
続きを読む »
日経平均は9月下旬以降再び下落する懸念がある それでも中期での日本株の魅力は変わらない残念ながら、今年の日経平均株価の高値は7月11日の4万2224円で決まった可能性が高いとみている。日米金利差縮小によるさらなる円高や、増益率など業績鈍化が予想される米国株の下落リスクがあり、需給面やテクニカ…
続きを読む »
「虎に翼」強烈のどかの彼氏 ネットは「まんぷく」画家の弟子=上川周作を思い出す「直道二役?」【ネタバレ】12日に放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」では、のどか(尾碕真花)が恋人の誠也(松澤匠)を連れてくる。その強烈なインパクトに、ネットは18年放送の朝ドラ「まんぷく」を思い出す声も上がった。 この日の「虎に翼」では、のどかが恋人の誠也を...
続きを読む »
「虎に翼」やっぱり小橋は呼ばれなかった 楽しそうな明律大“同窓会”先輩さえも呼ばれたのに【ネタバレ】23日に放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」では、寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)の“結婚式”が竹もとで行われ、明律大の仲間達が法服姿で祝福。だがその中には天敵のあの人物はいなかった。 この日の「虎に翼」では、直明(三山凌輝)が寅子の...
続きを読む »
『Eye Love You』で沼人爆誕!最新作『偶然かな。』ほか、チェ・ジョンヒョプに恋する出演作3選【ハングクTIMES】『Eye Love You』では、ヒーリング度1000%のキュートな笑顔と抜群のスタイル、そして繊細な演技力で、大旋風を巻き起こした“テオ君”ことチェ・ジョンヒョプ。最新作『偶然かな。』では、不器用な…
続きを読む »
「虎に翼」女帝・美佐江、動き出す まさかの売春に関与か?ネットも俄然注目【ネタバレ】5日に放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」では、疑惑の優等生・美佐江(片岡凜)に新たな展開が。ネットも「美佐江劇場開幕か」などの反応が上がった。 この日の「虎に翼」では、航一(岡田将生)が寅子(伊藤沙莉)の家に麻雀を教えにやってくる。優...
続きを読む »