気象庁はきょう26日、この先の1か月予報を発表。全国的に気温は平年より高く、高温傾向が長続きするでしょう。11月上旬はまだ夏日が観測される可能性も。北海道から中国、四国にかけての広範囲に「高温に関する早期天候情報」が発表。11月後半は寒暖差に注意を。
ここ1週間は、一時的には寒気の影響を受け、21日には北海道旭川市からは初雪の便りが届き、22日には蔵王山や仙ノ倉山など、東北から関東にかけて続々と初冠雪の便りが届きました。季節は進んでいるものの、まだ日中は比較的薄着で過ごせる日が多く、平年に比べて気温の高い状態が続いています。九州南部や東海、北陸の内陸部など、一部では平年を下回りましたが、広い範囲で平年よりも高い黄色やオレンジ色の表示となっています。東北の日本海側や北海道の北部では一部で、平年に比べて2℃以上高い気温となった所もありました。この先1か月も、北海道から九州、沖縄にかけて、全国的に気温が高く、特に、北日本では11月初めにかけて、平年より高くなる可能性が高い見込みです。
気象庁はきょう26日、北海道から中国、四国の広い範囲に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。これは、10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表される情報です。 あす27日から29日頃にかけて、南下する寒気の影響で、この週末は日本海側ほど気温が下がり、11月並みの肌寒さになる所もありそうです。ただ、その後は再び暖かい空気が流れ込みやすくなり、11月初めは、気温が平年に比べて高い日が多くなるでしょう。ただ、急に寒気が南下することもあるため、これまで以上に日によって気温変化が激しくなるでしょう。寒暖差で体調を崩さないように十分ご注意ください。また、農作物の管理にも注意が必要です。
※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。降水量は平年並みか少なく、日照時間は平年並みか多い見込みで、比較的、秋の行楽を楽しめる日が多くなりそうです。ただ、天気は数日の周期で変わり、上空に寒気が流れ込む際には、突然の雷雨や大雨に注意が必要です。 北日本や北陸の降水量や日照時間は、平年並みでしょう。11月中旬頃から、次第に寒気の影響を受けやすくなり、日本海側は曇りや雨の日が多くなり、雪の降る所もありそうです。気温が高い傾向が続き、海水温が高い状態が続いているため、降ればまとまった雨や雪となる可能性あります。一時的でも雪が予想される場合は、情報をしっかりと確認の上、備えを早めに行ってください。
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