◇ドラマ「ブラックポストマン」祖父江ひなた役(テレビ東京系=金曜午後8時)ドラマの内容は、敵と味方が激しく入れ替わるサスペンス。田中圭演じる主人公の副島力也は、...
ドラマの内容は、敵と味方が激しく入れ替わるサスペンス。田中圭演じる主人公の副島力也は、光と闇の二面性を持つ郵便局員だ。町で次々と起こる「ネバーランドの悪魔」による殺人事件に巻き込まれ、見えない敵に立ち向かう。作中では、髪をかき上げながらさっそうと歩く姿が格好よく、思わず見とれてしまうほどだ。実際に元刑事に取材し、監督とも話を詰め、よくある「警察官=お堅い」印象とは異なる警察官像を目指したという。「ピシッと真面目でなければならないイメージがあったんですけど、華やかな刑事を演じられるのはすごく楽しい。ロングコートや髪を下ろしたスタイルにして、風を感じながら歩いています(笑い)」
2003年、「横浜・湘南オーディション」でグランプリを獲得して芸能界入り。04〜12年に雑誌「CanCam」の専属モデルを務め、12年にはNHK連続テレビ小説「純と愛」で女優デビューを果たした。華やかなイメージがあるが、自著「わたしの『不幸』がひとつ欠けたとして」では、自身の波瀾(はらん)万丈な過去をつづっている。「スターへの憧れはありましたが、やっぱり家の借金を返すために早く働きたくて。それで芸能界を目指しました」 朝ドラをきっかけに女優として軌道に乗り始めたが、13年に難病の潰瘍性大腸炎と診断される。医師には「一生付き合っていく病気」と告げられた。絶えず腹痛や下痢に襲われ、水すら飲めない状態になってしまう。映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」(14年)はオムツをはいて演じきった。16年には子宮頸(けい)がんと判明し、手術を経て克服した。
「つらいことがあっても、それは全部ストーリーになるから」。病気の時に支えは、母の存在だったという。「治った人がこれまでいないなら、自分がその1人目になればいい。母のことが浮かんで、いつかは乗り越えられると思っていました」会社からもらった給料は家族に渡し、31歳で借金を完済した。「これまでは家族のために働いて、借金の返済が軸にあった。それが終わり、大きな荷物を肩から下ろした気がしました」。完済をきっかけに、自らに向き合おうと瞑想(めいそう)を始め、ルーツの一つであるスペインに旅立ったという。演技をする上でも、これまで苦しかった体験が生かされているという。「痛みを知ったからこそ寄り添えるのではないかと思う。それは経験して分かってよかったと感じます」という。
今作では揺れ動く心情を演じ、感情をあらわにするシーンも多い。「芝居ではめちゃくちゃ自分が出ていると感じます」という。「演じるってある意味ウソだけど、日常生活にある『本当のこと』が見えるときがあるんです。普段は隠したり抑えたりしている感情を、演技では出していい。だから自分の本当の姿に出会いやすいんです。それが面白いと思います」
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