食材に魅せられ移動する。雲仙と函館で料理をし、 地方の“点”になる|Pen Online

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食材に魅せられ移動する。雲仙と函館で料理をし、 地方の“点”になる|Pen Online
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【新着】食材に魅せられ移動する。雲仙と函館で料理をし、 地方の“点”になる

ソテーした岩崎さんの黒田五寸人参の上に、生のスライス状のものが飾られる。温泉水でのばし、温泉が出汁のように感じられるピューレは岩崎さんから自家採種栽培を学んだ「田中たねの農園」の田中遼平さんが育てた金時人参を使用。

岩崎さんの畑を訪ねて以来ずっと気になっていた雲仙。やがて、オーガニック直売所「タネト」を主宰する奥津爾ちかしさんの誘いもあって移住を決意。とはいえ、以前から東京以外の土地に行くことを意識していたという。東京で料理教室や飲食店を運営していた「オーガニックベース」の奥津爾さんが雲仙に移住し、2019年にスタートさせた「オーガニック直売所...

左:小浜町は魚のおいしさも魅力。ビアードの近くにあって信頼を寄せる鮮魚店「田中鮮魚店」にも頻繁に通い、コミュニケーションをとっている。右:風の影響の少ない静かな橘(たちばな)湾。好漁場としても知られるこの場所で獲れた魚介類をはじめ、雲仙周辺の魚種豊富で新鮮な海の幸が並ぶ「地方が盛り上がっていくことが、お金じゃない価値観や豊かさを生むと思います。『勝負するのは都会』だけが正解ではなくて、暮らしている土地を楽しむ、大切にするという考え方があっていいと思うんです。それは次の世代に伝えていきたいことでもあります。サステイナビリティも自分の足元を大事にすることの積み重ねでしかないと思うんです。僕は地方の“点”になりたいんです」田中さんの畑には毎週必ず訪れるという。岩崎さんから多くを学び、生まれ育った土地で有機農業をしている田中さんが住んでいたことも原川さんが雲仙移住を決めた大きな理由。「田中君は同志のような存在です」と原川さん。函館に拠点を構える決め手となったのは親しい友人の存在、信頼を寄せている野菜農家やワイン生産者などの存在が大きかったが、街の印象もよかったという。

東京・神田の「the Blind Donkey」の頃から親交のある函館「農楽蔵(のらくら)」のワインと、喜茂別町(きもべつちょう)「チーズ工房 タカラ」のチーズ。農楽蔵の佐々木夫妻がいたことも原川さんが函館に拠点をもつ理由になったという。函館の拠点ができたことで、雲仙のビアードと函館の「CAFÉ WATER(カフェ・ウォーター)」を人が行き来するようになったという。原川さんの夢は、郷土色豊かなヨーロッパのように、日本の各地域が土地が本来もっている豊かさに誇りをもって、すべての地方が楽しくなること。

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