露軍銃撃で死亡の米国人ジャーナリスト 国境なき記者団などが露を非難 国境なき記者団は「ジャーナリストを標的にしてはならない」と攻撃を非難。国連教育科学文化機関のアズレ事務局長も「ジャーナリストは紛争中に情報を提供する重要な役割を担っている」との声明を発表。
【ニューヨーク=平田雄介】ウクライナに侵攻した露軍の銃撃で死亡したとされる米国人男性ジャーナリストの身元について、米メディアは13日、難民問題を取材中だった映像作家のブレント・ルノーさん(50)と伝えた。ルノーさんは長年、米国内外で移民や難民問題などを取材し、アフガニスタンやイラクなどでも活動。2014年には米シカゴの公立校を退学となった子供のその後を追った作品で、優れた報道番組などに贈られる米ピーボディ賞を受賞するなど高い評価を得ていた。
米誌タイムによると、ルノーさんはこの数週間、ウクライナで同誌などが関係する難民危機の企画取材に携わっていた。13日は車で取材に向かう途中、首都キエフ郊外のイルピンで攻撃された。首を撃たれておりほぼ即死の状態だったという。同じ車に乗っていた取材仲間の2人も負傷した。 報道を受け、言論の自由を守る活動をしている国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(本部・パリ)は「ジャーナリストを標的にしてはならない」と攻撃を非難した。また、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のアズレ事務局長も「ジャーナリストは紛争中に情報を提供する重要な役割を担っている」との声明を発表した。
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