阪神大震災から30年 新納慎也、あの時の傷と今の思い

ニュース ニュース

阪神大震災から30年 新納慎也、あの時の傷と今の思い
阪神大震災新納慎也神戸
  • 📰 Sankei_news
  • ⏱ Reading Time:
  • 31 sec. here
  • 7 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 33%
  • Publisher: 53%

俳優新納慎也さん(49)は阪神大震災当時、学生で大阪の下宿から神戸の実家へ。電車が不通となった線路を歩き、たどり着いた故郷。あの日の神戸と後に自覚する傷、今の思いを語る。

平成7年1月17日に起きた 阪神大震災 は来年で発生から30年になる。神戸市出身の俳優、 新納慎也 さん(49)は学生だった当時、下宿していた大阪から神戸にある実家へ向かった。電車が不通となった線路を歩き、たどりついた故郷。あの日の神戸と後に自覚する傷、今の思いを尋ねた。大阪府内のマンションに暮らしていた7年1月17日午前5時46分。ドンと下から突き上げられて目が覚めたという。部屋の中の全ての物が一瞬宙に浮き、ベッドにしがみついた。経験したことのない揺れに地震だと理解できず、「大学の友達が、ふざけてマンションを揺らしている」という突拍子もない考えすらよぎるほどだった。「とりあえずは水」。そう思い、ペットボトルの水を買ってリュックに詰め込むと、両手にも抱えて実家を目指した。大阪市内から神戸方面に直接向かう電車は止まっていた。兵庫県三田市を経由して北側から入ることにしたが、ところどころで不通に。乗客たちは線路の上を歩いた。皆、黙ってうつむいていた。自分にもあった傷

半日かけてたどり着いた実家は神戸市内でも山側にあり、大きな被害はなかった。家族や周辺の人々は「片付けたり、会社に行き得意先に電話して安否を確認したりと、忙しそうでした」。ライフラインは生きていたが物流が止まり、生活は不便に。邪魔にならないよう数日で戻った大阪の街は、既に何事もなかったかのように映った。 3カ月ほど実家と行き来し、避難所で暮らす友人を見舞うなどしたが、繁華街である神戸・三宮の様子を見にいくと、「やじ馬的に街を見に来ている人」の存在に気づいた。ほこりっぽい服を着た人々の中に、スカート姿でハイヒールを履いている人、リュックを背負っていない人がいる。震災経験者ではあるが「被災者」ではない。家族も無事だった。それでも心に負っていた傷に、気づくときが来る。23年3月11日の東日本大震災で深い悲しみを背負う。「生まれ育った街が崩れているのを目の当たりにした傷が、自分にもあった」9月30日から放送されているNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」。ヒロインが幼少期に一家が生活していた神戸を阪神大震災が襲い、避難所に身を寄せ合う人々を描いた。今年の正月、地震に襲われた能登半島は9月、豪雨災害にも見舞われた。災害が絶えない日本には絶えず苦しむ被災地があり、悲しみを抱えた人々がいる。阪神大震災の記憶を呼び起こすドラマを「小さくとも、希望の光になれば」と願う震災経験者はこう語った。

このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

Sankei_news /  🏆 68. in JP

阪神大震災 新納慎也 神戸 被災地 希望

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

阪神大震災から30年、バー店主夫婦の復興物語阪神大震災から30年、バー店主夫婦の復興物語阪神大震災から30年、神戸・三宮のバー「Alco―Hall」を営む夫婦の30年の歩みを追ったエッセーが、朝日新聞夕刊から続く「朝晴れエッセー」で掲載された。
続きを読む »

阪神大震災から30年、神戸のバー夫婦、復興の軌跡をたどる阪神大震災から30年、神戸のバー夫婦、復興の軌跡をたどる神戸・三宮のバー「Alco―Hall(アルコホール)」の夫婦が、阪神大震災から30年、店を再開させ、カウンター越しに街の復興を思う歩みを語っている。30年前、震災で店は全壊したが、夫婦の絆と地域の絆で再建し、現在も営業を続けている。
続きを読む »

波瑠主演 フジTV新ドラマ『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』レギュラーキャスト発表波瑠主演 フジTV新ドラマ『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』レギュラーキャスト発表俳優の波瑠が主演を務める来年1月スタートのフジテレビ火9ドラマ『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』のレギュラーキャストが発表された。石黒賢、新納慎也、植木祥平、加藤菜津、えなりかずき、今井朋彦、菅原大吉、松尾翠といった多彩なキャストが出演する。
続きを読む »

神戸の夏休みこども防災訓練:ヘアサロンヨネダの結が協力神戸の夏休みこども防災訓練:ヘアサロンヨネダの結が協力神戸のさくら通り商店街で夏休みこども防災訓練が行われ、ヘアサロンヨネダの結(橋本環奈)は、役所の若林(新納慎也)から協力を求められる。防災訓練の準備にあたり、結の同級生がバーベキューを提案するが、結の母・美佐江(キムラ緑子)は彼女に食事の準備の重要性を説く。この訓練は阪神・淡路大震災の経験から学び、当時の被災地での炊き出しの状況を調査する。
続きを読む »

【リーグワン】阪神大震災から30年 特別な一年に新主将SO李承信の決意「神戸市のために優勝」【リーグワン】阪神大震災から30年 特別な一年に新主将SO李承信の決意「神戸市のために優勝」名実ともに神戸の顔となった李が、開幕へ向け言葉に力を込めた。来年1月17日で阪神大震災の発生から30年。「今、スティーラーズが自由にラグビーができているのは、当時… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
続きを読む »

阪神大震災から30年、夫婦のバーが語る復興の道阪神大震災から30年、夫婦のバーが語る復興の道神戸・三宮にあるオーセンティックバー「Alco―Hall」で、マスターの梨本康雄さんと妻、裕子さんが30年間、街の復興を願いながら営んできた道のりを辿る。
続きを読む »



Render Time: 2025-02-20 23:51:27