阪神からドラフト3位指名された山田脩也内野手(18)=仙台育英=が6日、宮城県多賀城市内の同校で畑山統括スカウト、葛西スカウトらから指名あいさつを受けた。阪神が制した日本シリーズはテレビでチェック。高校では22年の夏の甲子園、今秋のU18W...
阪神からドラフト3位指名された山田脩也内野手(18)=仙台育英=が6日、宮城県多賀城市内の同校で畑山統括スカウト、葛西スカウトらから指名あいさつを受けた。阪神が制した日本シリーズはテレビでチェック。高校では22年の夏の甲子園、今秋のU18W杯、鹿児島国体で優勝を経験した。「次は阪神のユニホームを着て、また日本一に貢献できるように」と力強く宣言した。
来季は共に戦う先輩たちがつかんだ、38年ぶりの栄冠に刺激を受けた。日本シリーズ第7戦は仙台市内の自宅で、祖母とテレビ観戦したという山田。日本一決定の瞬間を見届けて、「この先、自分もあの輪に入りたいなと思いました」と間もなく飛び込むプロの世界で、頂点を夢描いた。 これまでの野球人生ではV経験を重ねており、「継続力であったり、自分やチームメートを信頼することが大事」と“覇者の心得”を熟知。今夏、連覇へあと一歩と迫った甲子園には、「自分を成長させてくれる場所」とイメージを抱く。「岡田監督は勝負勘がある方。しっかり野球を学んでいきたい」と成長へ貪欲な姿勢を見せた。遊撃手として、将来的に越えなくてはいけない中野&木浪の二遊間コンビには、「球際の強さだったり、しっかり吸収したい」とリスペクト。仙台育英の先輩・熊谷も含め、そろって東北出身だけに「同じノリというか。本当にいい環境」と同郷の絆にも期待した。
堅実な守備が自慢だが、おごりはない。「本当に強いチームで、そんな簡単には1軍に上がれないと思うので、気を引き締めて。技術もフィジカルもしっかり上げつつ、早く1軍で活躍できるように」。王者猛虎に加わる新戦力として、覚悟を決めていた。◆球歴 U12日本代表。中学時代は仙台東部シニアに所属。仙台育英では1年春からレギュラー。2年夏に甲子園優勝。3年夏は準優勝。U18日本代表で世界一。高校通算18本塁打。遠投100メートル、50メートル走6秒2