◇セ・リーグ阪神7―2中日(2023年8月23日京セラD)阪神・大竹がセ・リーグ5球団から勝利を挙げた。唯一残っていた中日に5回で8安打を浴びながらも、2失点で耐えに耐えた。チ...
阪神・大竹がセ・リーグ5球団から勝利を挙げた。唯一残っていた中日に5回で8安打を浴びながらも、2失点で耐えに耐えた。チームトップの9勝目(1敗)を挙げ、6年目で初の2桁勝利に王手をかけた。
直球に「力がない」と感じながら、「球が弱くてもバッターとちゃんと向かい合っていく。気持ちで負けないことを意識した」と時に大胆になった。象徴的だったのは5回2死。前の打席で中前打を浴びていた龍空の2球目に92キロの超スローボールで打ち気をそらして追い込み、最後は140キロツーシームで空振り三振に抑えた。思うようにボールがいかなければ、工夫するのみ。足を上げるタイミングを変え、武器のチェンジアップよりもさらに遅いスローボールを時に入れて、竜打線に抵抗を続けた。木浪、ノイジーの好守に助けられながら、勝ち投手の権利を得て、後ろにバトンをつないだ。 7月30日に体調不良により「特例2023」の対象選手として登録を外れた。症状が長引き復帰が予想以上に遅れた一方、自分を見つめ直す時間にもなった。「ある程度成績が出て、最初の1〜3試合目のような気持ちで投げるのは難しい」。知らず知らずのうちに練習も私生活もブレーキをかけている自分に気付き、「こうしたらもっと良くなる」と前向きに練習に取り組んだ。結果、16日の広島戦で復帰してからの2連勝につながった。
パ・リーグから移籍1年目の“セ界制覇”は球団では03年の下柳剛以来。くしくも18年ぶりのリーグ制覇を果たした年だ。今年、同じような技巧派左腕が再び「18年ぶり」優勝を狙うタテジマを引っ張る。偶然だとしても、いいストーリーだ。(倉世古 洋平) ≪下柳は10勝で18年ぶりリーグV貢献≫○…現役ドラフトでソフトバンクから加入した大竹(神)が9勝目。中日戦は今季初勝利で、パから移籍初年度にセ5球団から勝利は、阪神では03年下柳剛以来20年ぶり。下柳は日本ハムからトレードで移籍し、10勝(横浜4、巨人2、ヤクルト2、中日1、広島1)で85年以来18年ぶりリーグ優勝に貢献した。
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