阪神タイガースは、優れたエンターテイメントで夢・感動・喜びをお届けし、豊かな人生の実現に貢献することを基本理念としています。戦後間もない頃にタイガース監督兼投手の若林忠志が提唱した社会貢献という哲学は、今もチームの活動に根付いています。チーム内外での活動を通して、地域社会やファンに貢献することを目指し、社会貢献を象徴する制度である阪神・若林忠志賞などを通じて、その理念が受け継がれています。
4要素から成る。「規範、規則」「目指すべき目的」「社格を与える」、そして「人間としての正しい生き方、あるべき姿を示す」である。では、 阪神タイガース に フィロソフィ はあるか。「球団の基本姿勢」と題し、球団公式サイトの片隅に掲載されている。「常に立ち返る拠(よ)り所として、球団の使命や将来のあるべき姿を明確に定義」。基本理念として「優れたエンタテインメントで夢・感動・喜びをお届けし、豊かな人生の実現に貢献します」とうたい、スローガンは「最高の夢・感動をファンと分かち合う」だ。プロ野球のあり方を示す立派な姿勢である。これを戦後間もない頃に説いていたのが当時阪神の監督兼投手だった 若林忠志 である。1947(昭和22)年、戦後初優勝を遂げた時にむなしさを感じたと書き残している。同じ趣旨の話を今月、阪神球団社長・粟井一夫、本部長・嶌村聡から聞いた。「勝つという目標は当然。そのうえで何ができるか。地域貢献、 社会貢献 こそ目指す道だ」
若林は誰もが貧しかった当時、身銭を切って慈善活動、ファンサービスに全国を駆け回った。奈良少年刑務所で更正への説話を行い、優勝カップを贈って所内野球大会が開催された。タイガース子供の会(今の公式ファンクラブKIDS)を創設した。雑誌『ボールフレンド』を創刊し、プロ野球のあるべき姿を提唱した。阪神には社会貢献というフィロソフィが当時から根づいていた。 グラウンド外の活動をたたえる阪神・若林忠志賞は、その哲学を象徴する制度と言える。13回目を数えた今年は岩崎優が選ばれた。チーム内に広がり、候補者はまだまだいる。フィロソフィが生きている。 =敬称略= (編集委員)
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