関学大が３１―１５で関大を破り、２０１８年から６大会連続６１度目のリーグ優勝を決めた（２０年は変則日程のため優勝回数に含まない）。開幕前に部員の大麻使用疑惑が浮上したが乗り越え、１試合を残して６連勝
でＶ。エースＱＢ星野秀太（３年）＝足立学園＝が開始直後に負傷交代も、弟のＱＢ太吾（１年）＝同＝らがカバーし、関大に昨秋のリベンジを果たした。１敗の立命大は同率Ｖの可能性を残す。関学大が出場当確の全日本大学選手権（決勝が１２月１５日、甲子園ボウル）には３位までが出場する。
星野兄弟の絆が関学大を優勝に導いた。第１クオーター（Ｑ）２分でＱＢの兄・秀太が負傷。担架で運ばれ、弟で同じＱＢの太吾が代役を務めた。「準備はしていた」と短いパスを何度も決め、１７―６の第３Ｑには、２７ヤードのパスでＷＲ五十嵐太郎（３年）＝関西学院＝のタッチダウン（ＴＤ）を呼んだ。「兄には点取ったぞと伝えたい」と胸を張った。 兄が使っていたシリコンバンド３本を試合中、マネジャーから受け取った。「やり切るしかない」と１年ながら司令塔を務めた。大村和輝監督（５３）は「星野兄が抜けても、ベンチも慌てることはなかった。去年よりもいいゲーム」と昨季１３―１６で敗れた関大に雪辱し、うなずいた。 開幕前には大麻騒動で注目を浴びた。ＬＢ永井励主将（４年）＝関西大倉＝は「あの件は風化させていない」と受け止め、「輝いているアメフトをしよう、関学は違うと思わせる行動を取ろうと言ってきた」とチームをまとめ上げた。
リーグ６連覇にも「実感はない」と指揮官。甲子園ボウル７連覇を掲げるチームにとっては通過点だ。最終節・立命大戦（１１月１０日・万博）へ「総力戦」と永井主将は全勝Ｖへ意気込み、星野太も「自分のできることをやるだけ」と気合十分。１位通過で大学日本一へ弾みをつける。（森脇 瑠香）
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
【関西学生アメフト】関大が昨季同率優勝だった“３強対決”制しＶ戦線生き残った昨季、関学大を含めた３校同率優勝だった関大と立命大の一戦は、関大が２４―１３で勝利した。開幕５連勝の関学大が首位に立ち、両校が４勝１敗で追う。関大は主将のＱＢ須田啓太（４年）＝関大第一＝が３タッチダ
続きを読む »
【関西学生アメフト】関大が昨季同率優勝だった“３強対決”制しＶ戦線生き残った昨季、関学大を含めた３校同率優勝だった関大と立命大の一戦は、関大が２４―１３で勝利した。開幕５連勝の関学大が首位に立ち、両校が４勝１敗で追う。関大は主将のＱＢ須田啓太（４年）＝関大第一＝が３タッチダ
続きを読む »
関学大、アタック向上で１０年ぶりリーグＶ＆初の全国ベスト４へ突き進む 関西大学ラグビー２２日開幕フットボールのシーズンがやって来た。常勝チーム打倒の「下克上」を狙うチームを取り上げる。２２日開幕の関西大学ラグビーＡリーグの関学大は、昨季リーグ３位、全国大学選手権８強。今季注力してきたアタックに
続きを読む »
サッカーが好きじゃない人生との決別…高パフォーマンスのG大阪MF美籐倫「まだまだ。実直に続けるだけ」◇天皇杯準々決勝G大阪2―1広島（2024年9月11日Eピース）プロ入り2度目のスタメン出場となったG大阪の大卒新人MF美籐倫（22＝関学大）が、今後のリーグ戦出場アピールに成功...
続きを読む »
【関西学生アメフト】大麻使用否定の関学大 初戦７５点貫禄勝ち 大村和輝監督「できることに集中する」２試合が行われ、秋季リーグ開幕前に部員による大麻使用の疑いが浮上した関学大は桃山学院大に７５―１０で快勝した。日本アメリカンフットボール協会から８月３０日に５選手が資格停止などの処分を科されたが、学
続きを読む »
関学大が圧勝で初戦飾る 大麻騒動でＵ２０代表部員処分も監督「できることに集中するしかない」「関西学生アメフト、関学大７５－１０桃山学院大」（３日、ＭＫタクシーフィールドエキスポ） 開幕直前に大麻騒動が起きた関学大が、甲子園ボウル６連覇中の揺るぎない力を見せつけて桃山学院大を下し、白星発進した。開始早々にＲＢ伊丹翔栄（４年）の先制...
続きを読む »