史上初となる1位指名で7度のクジ引きが行われるなど、さまざまなドラマが生まれた今年のドラフト。記者が向かった青学大ではともに最速155キロを誇る常広羽也斗投手（4年）...
史上初となる1位指名で7度のクジ引きが行われるなど、さまざまなドラマが生まれた今年のドラフト。記者が向かった青学大ではともに最速155キロを誇る常広羽也斗投手（4年）が広島から、下村海翔投手（4年）が阪神から1位指名を受けた。1位指名がほぼ確定していた2人とは違い、終始緊張した様子でドラフトの行方を見守っていたのが楽天から6位指名された中島大輔外野手（4年）だ。
愛媛で迎えた今秋の東都リーグ開幕戦後、進路について尋ねると中島は迷わず言い切った。「プロ一本に絞りました」。今年の東都リーグは結果的に7人が1位指名されるなど投手のレベルが非常に高かった。その中でも中島はリーグ最終戦で満塁本塁打を放つなど、必死にアピールを続けて今秋はMVPにも選ばれた。最終戦で春秋連覇を達成した後は「やることはやりました。あとは待つだけです」と全てやり尽くした清々しい表情で球場を後にしていた。 迎えた運命のドラフト当日、開始1時間前に青学大の選手たちは会見場に姿を現した。会議が始まると予想通り、常広と下村の名前はすぐに呼ばれた。会場前方の壇上で2人の会見が始まると、中島は後方で野球部員とドラフトの行方を見守った。
記者による質疑応答や写真撮影、応援部によるエールなど2人の対応が終わったのは午後7時過ぎ。開始から約2時間が経ち支配下の指名を終える球団も出てきていた。中島の顔も徐々にこわばってきていたが、楽天から「中島大輔」の名が呼ばれると会場ではこの日一番の歓声が上がった。ちょうど壇上では広島・新井監督による常広への指名あいさつが行われており、「中島君、おめでとう。オープン戦や交流戦で会いましょう」というサプライズでエールも。 目を真っ赤にしながら喜ぶ中島に「良かった。頑張って」と声をかけると「僕も頑張ります。いつか常広と下村より活躍します」ときっぱり。俊足巧打を武器にチームを日本一まで導いた外野手。注目の即戦力投手たちだけでなく、執念で夢をつかんだ中島にも注目してほしい。（記者コラム・村井 樹）
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ギャレス・エドワーズ監督の『ザ・クリエイター』は「『ブレードランナー』が舞台の黒澤映画のイメージ」ハリウッド映画版『GODZILLA ゴジラ』（2014年）、『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』（16年）のギャレス・エドワーズ監督が、『TENET テネット』（20年）のジョン・デヴィッ…
続きを読む »
ギャレス・エドワーズ監督の『ザ・クリエイター』は「『ブレードランナー』が舞台の黒澤映画のイメージ」（2023年10月6日）｜BIGLOBEニュースハリウッド映画版『GODZILLAゴジラ』（2014年）、『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』（16年）のギャレス・エドワーズ監督が、『TENETテネット』（20年…｜BIGLOBEニュース
続きを読む »
「その一瞬にしか生まれない、命のぶつかり合いができた」。映画『アンダーカレント』井浦新インタビュー｜Pen Online『愛がなんだ』（2019年）、『街の上で』（21年）、『ちひろさん』（23年）を手がけた今泉力哉監督が、豊田徹也の伝説的漫画『アンダーカレント』（05年）を実写映画化した。夫の悟（永山瑛太）とともに銭...
続きを読む »