米国では最近、慢性痛治療のために医療用大麻を使用する人が増えていることを示す新たな調査結果が発表された。 →鎮痛剤としての大麻、米国で利用者が増加中
によると、慢性痛を抱える成人での大麻利用率は25.
9％に上った。調査は2022年3～4月、医療用大麻が利用可能だった米国の36州と首都ワシントンに居住する18歳以上の1724人を対象に行われた。慢性痛の定義は「がんに関連がなく、過去6カ月間にわたり毎日あるいは大半の日に生じる痛み」とされた。使用経験がある人の半数以上は、大麻の使用によりオピオイド系や非オピオイド系の処方薬、あるいは市販の鎮痛剤の使用量が減ったと回答。逆に、大麻使用によりこうした薬の使用量が増えた人は1％未満だった。大麻使用により理学療法の利用が減った人は38.7％、増えた人は5.9％だった。今回の調査のほかにも、慢性痛管理におけるオピオイドの代替品としての医療用大麻の可能性を示す
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