【週刊地震情報】17日(金)未明に徳島県南部でM4.9の地震が発生しました。南海トラフ巨大地震の想定震源域に近いものの、発生のメカニズムが違うタイプです。
国内:徳島県南部でM4.9の地震
やや深いタイプの地震は紀伊水道に近いエリアが多く、1940年にはマグニチュード5.7の今回よりも規模の大きな地震が起きました。徳島県内を震源とする被害地震はそれほど多くはなく、備えという観点では南海トラフ巨大地震への対応が重要です。この地震で東京都千代田区、埼玉県加須市、栃木県宇都宮市、栃木市、茨城県水戸市、笠間市、福島県白河市など、関東から東北南部で震度2を観測しています。その一方で、震央に近い東海や近畿では震度1以上の揺れは観測されていません。深発地震では沈み込んだプレートに沿って強い揺れが伝わり、プレート境界に近い遠方で揺れが大きくなる現象がみられることがあり、これを「異常震域」といいます。震央の近傍では揺れが小さくても、遠方に強い揺れが伝わることがあるため注意が必要です。長野県北部の地震は、糸魚川ー静岡構造線周辺で多く発生しており、今回の地震もその領域です。震源が浅いため、地震の規模がそれほど大きくなくても震央周辺では強い揺れとなります。最近では2018年5月にマグニチュード5.2の地震が起き、大町市や長野市などで最大震度5弱を観測しました。過去にはM6.
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