軽井沢バス事故、運行会社社長らに実刑判決 長野地裁
2016年に長野県軽井沢町で起きたスキーバス転落事故で、長野地裁は8日、業務上過失致死傷罪に問われた運行会社社長、高橋美作被告(61)に禁錮3年、元運行管理者の荒井強被告(54)に禁錮4年の実刑判決を言い渡した。これに対し、弁護側は事故は運転手がフットブレーキを適切に踏まなかったことなどが原因で起きたと反論。「免許取得者がフットブレーキを踏まないことは異常だ」として、予見は不可能だったと主張していた。2016年1月15日午前1時50分ごろ、長野県軽井沢町の国道18号で大型バスが崖下に転落した。大学生13人と運転手2人が死亡、26人が重軽傷を負った。バスは前日夜に東京・原宿を出発し、長野県内のスキー場などに向かう途中だった。
国の調査報告書などによると、バスは曲がり角が続く峠の下り坂を時速約96キロで走行し、カーブを曲がりきれなかった。事故をきっかけに、国は運行会社の事業許可を5年ごとの更新制にするなどの再発防止策を講じた。
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