アントレプレナーシップ（起業家精神）の推進を目的に、岐阜市と武蔵野大アントレプレナーシップ研究所（東京都）が協定を結んだ。市の教育機関と同大の交流などを通した人材育成や、社会課題の解決、地域活性...
アントレプレナーシップ（起業家精神）の推進を目的に、岐阜市と武蔵野大アントレプレナーシップ研究所（東京都）が協定を結んだ。市の教育機関と同大の交流などを通した人材育成や、社会課題の解決、地域活性化への貢献を目指し、１１月から取り組みを始める。
アントレプレナーシップは、高い志を持って失敗を恐れずに踏み出し、新たな価値を見い出し創造する意思を意味する。同研究所は２０２０年７月に設立、アントレプレナーシップに関する研究、教育を実践している。同大は２１年に、国内唯一のアントレプレナーシップ学部を開設した。 協定では、アントレプレナーシップに関する教育、人材育成、地域活性化などを盛り込んだ。本年度は今月中旬から、市岐阜商業高校会計コースの２年生４２人が、同大の学生や教員と市の課題解決などをテーマにした交流を実施。来年度以降は岐阜薬科大や市立女子短期大といった市内の教育機関や事業者を巻き込んだ取り組みを検討する。 協定締結式が１０月３０日、市役所で開かれ、柴橋正直市長と同研究所の伊藤羊一所長が協定書に署名した。柴橋市長は若者の人材育成を念頭に「市岐阜商業高校での授業にとどまらず、若い人に未来を切り開くために必要な力を身に付けてほしい」と期待を口にした。伊藤所長は「協定は望外の機会。まずは岐阜の生徒、学生にアントレプレナーシップの意識を醸成する取り組みを、市と一緒にやっていきたい」と意気込みを話した。
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