狼と山羊の”ありえない”はずの友情を描いた、きむらゆういち作の人気絵本が原作の新作歌舞伎「あらしのよるに」が9月4~26日、京都市東山区の南座で上演される。中…
狼と山羊の”ありえない”はずの友情を描いた、きむらゆういち作の人気絵本が原作の新作歌舞伎「あらしのよるに」が9月4~26日、京都市東山区の南座で上演される。中村獅童の熱い思いで誕生し、平成27年に南座で初演、感動を呼んだ作品で、東京・歌舞伎座などでの上演を経て、南座では9年ぶりの再演となる。獅童は「京都に戻ってくることができてうれしく思います。子供たちからおじいちゃん、おばあちゃんまで、広い世代の方に見てもらいたい」と力を込める。
今年発刊30周年を迎える原作絵本。獅童は約20年前、テレビ番組で同作のナレーションとキャラクターの声を担当したことをきっかけに出会った。感銘を受けたのが、作品を貫く「信じる力」という普遍的なテーマだったという。 嵐の夜に山小屋で出会った狼のがぶ(獅童)と山羊のめい(中村壱太郎)。暗闇の中で素性を知らないまま語り明かし、心を通わせる。翌日、互いの姿を見て敵同士の種族だと驚きながらも、2匹は秘密の友情を育むが、それぞれの仲間に関係が知られてしまい―。めい役で今作に初出演する中村壱太郎も、「(相手への)先入観や勝手な思い込みは普段生活していてもある。そういう凝り固まってしまったものをニュートラルに考えさせてくれる作品だと思います」と語る。
再演を繰り返し演じるたびに「『優しい気持ち』とか、日々の生活に追われて忘れがちになっている大切なものを思い出させてもらう」と獅童。「何度やっても新鮮な気持ちでやらせていただける役です」とほほ笑んだ。チケットホン松竹(0570-000-489)。(田中佐和)
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