軟式野球の第75回沖縄県中学校野球選手権大会(主催・県中学校体育連盟、県教育委員会、琉球新報社)最終日は26日、名護市のタピックスタジアム名護で決勝を行い、豊見城が3―2で東風平を下し、1982年以来、41年...
軟式野球の第75回沖縄県中学校野球選手権大会(主催・県中学校体育連盟、県教育委員会、琉球新報社)最終日は26日、名護市のタピックスタジアム名護で決勝を行い、豊見城が3―2で東風平を下し、1982年以来、41年ぶり2度目の優勝を飾った。(屋嘉部長将)
軟式野球の第75回沖縄県中学校野球選手権大会(主催・県中学校体育連盟、県教育委員会、琉球新報社)最終日は26日、名護市のタピックスタジアム名護で決勝が行われた。島尻地区同士のカードとなり、豊見城が3―2で東風平を下して1982年以来、41年ぶりとなる2度目の優勝を飾った。東風平は一回と三回に得点を挙げて、リードして試合を展開する。豊見城は三回と四回に一点ずつ入れて同点に追いつくと、六回に1死二塁から豊川仁千弥(にちや)が決勝点となる安打を放ち、勝利をたぐり寄せた。途中出場豊川 試合決める東風平を追う三、四回に1点ずつ返し、同点に追い付いた豊見城。六回1死二塁のチャンスで打席に立った途中出場の主将・豊川仁千弥(にちや)には、「今大会、逆転勝ちが多かった」と焦りはなかった。
1ストライク1ボールとなったところで、突然の雨で試合は一時中断。ベンチに戻ると「おまえがキャプテンだから決めてこい」との仲間の声を聞き、集中を保った。約2分間の中断だったが変化球を狙う気持ちは変わらなかった。その間に、豊川は二塁へヘッドスライディングして塁上に立つと、仲間のいるベンチに右手を突き上げて喜んだ。1年生から目指していた県大会を制し、九州大会出場を決めた。豊川は「九州で3位に入って、全国出場を目指したい」と力を込めた。