『デス・ストランディング』『メタルギア』シリーズで知られる小島秀夫氏と、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』監督のアレックス・ガーランド氏による対談をお届け。
僕はずっと前からアレックスのファンで、彼が手掛けるSFや近未来、ポストアポカリプスものといった世界観を見てきました。そんなアレックスが、アメリカの内戦をリアルに描く作品を作ったことに関しては、じつはけっこうショックを受けました。映画としておもしろかったのはもちろんなのですが、そういう時代になったのかなと、恐怖感がありました。人類が近い将来こうなるだろうという問題を特定するのは得意なのですが、それを防ぐのはどうしても難しくて。世の中で起きている分断や戦争、地球温暖化。これらが現実に起きていること、これから起こりうることだとわかっているのに、何もできない。まるで向こうから津波がやってくるのをただ眺めていることしかできない、そんな状態だと思うのです。ただ、そのスタンスはSFの形を借りて、これから起ころうとしていることを伝えようとしたエンタメだったんです。それに現実が追いついてきて、アレックスも本作では現実を描こうとしている。いままでのエンタメのリズムが大きく変わりつつあるのかなと思いましたね。とあるシーンの撮影中に、エキストラのひとりがアメリカ国旗を地面に置いたことがあって。それを見たスタン
たとえば、僕が脚本を執筆して誰かに見せると、さまざまな意見や批評が寄せられます。その内容を見ると、意識下ではそう思われるだろうとなんとなくわかっていたはずなのに、いまいち把握できていなかったということがよくあります。このような意識の二重構造が起きているんじゃないかなと。
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