岐阜県高山市は、観光地の安全な歩行者空間を確保するため、市中心部への観光バスの乗り入れを制限して効果や影響を検証する実証実験に乗り出す。6月15日~7月31日の47日間は、観光客でにぎわう古い町...
岐阜県高山市は、観光地の安全な歩行者空間を確保するため、市中心部への観光バスの乗り入れを制限して効果や影響を検証する実証実験に乗り出す。6月15日~7月31日の47日間は、観光客でにぎわう古い町並みや高山陣屋に近い市営神明駐車場(同市神明町)にバスの駐車スペースを設けず、近隣駐車場にバスを振り分けることで歩行者の安全や混雑緩和を図る。
市が20日に開かれた市議会産業建設委員会で明らかにした。実証実験では、神明駐車場の17台のバス区画を普通車区画に変更し、歩行者で混み合う観光地を通る観光バスの流入を抑制する。混乱防止のため、安川通りなど6カ所に交通誘導員を配置し、観光バスを近隣駐車場へ誘導する。 市は期間中、人工知能(AI)カメラなどを使って中心市街地の人流変化を調べるほか、バス駐車場の需給バランスや観光客数の変化も調査。バス抑制による地域経済の影響を調べるため、市民や事業者を対象にしたアンケートも実施する。 市の観光スポットである古い町並み周辺は、平日でも大勢の観光客と車両が集中。写真スポットとなっている陣屋近くの中橋では、道幅の狭い橋の上に立ち止まる観光客が多いため、車幅の広いバスが通過する際に歩行者と車両が近接するなど安全面で課題となっていた。市は当初、3カ月間の調査を予定していたが、市民などから実験による経済的な影響を懸念する声が上がったほか、期間を短くしても十分なデータが採取できると判断し、47日間に短縮した。
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