見学だけでなく体験してほしい 北アルプス天然水工場 新工場は、サントリー食品の天然水の水源として、南アルプス(山梨)、阿蘇(熊本)、奥大山(鳥取)に次いで4番目になる。 天然水工場の新設は平成20年に完成した奥大山以来13年ぶり。
サントリー食品インターナショナル(東京)は、「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」(長野県大町市)で生産・出荷を始めた。長野、新潟向けなどを中心に、順次、従来の南アルプス水源の製品から切り替えられる。来年には「天然水」の価値を体験できる同社初の施設もオープンする予定。製造を担当するサントリープロダクツの沢田元充工場長は「製品と工場での体験を通じて、北アルプスの魅力を伝えられれば」と地域や自然との従来以上の共生を目指す。
新工場は「国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)」に隣接する約41ヘクタール(東京ドーム約8・7個分)のアカマツ林の中にある。現在1ラインが稼働しており、年間生産能力は1500万ケース(1ケースは550ミリリットル・24本)。現在の建屋にもう1ラインを設置できるほか、1ライン分の建屋を増設する余地もある。水源は、餓鬼岳(2647メートル)を中心とした北アルプスの伏流水。雨や雪が20年ほどかけて麓にしみだした水だ。硬度は10で、同社の4水源のうち最も軟水。ウイスキーを割る水としても適しているという。
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