16年ぶりのJRA女性騎手としてデビューした藤田。多くの厩舎が引き受けに二の足を踏む中、根本厩舎に白羽の矢が立った。「今は亡くなった妻に“男の子でも大変なのに、女… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
9年間、娘のように藤田と接してきた根本師。JRAの説明を経てなお、悔しさ、怒り、悲しさの感情を制御できない様子だった。ひそかに準備をしてきた結婚発表を週刊誌報道に台無しにされ、自宅まで訪れる記者におびえる愛弟子をふびんに思った。「確かに菜七子が悪い面はあった」。そう認めた上で「いい時だけ持ち上げて、こういう時は冷徹な対応で“調査をします”だけ。(JRAには)もっと血の通った対応を見せてほしかった」と語った。
16年ぶりのJRA女性騎手としてデビューした藤田。多くの厩舎が引き受けに二の足を踏む中、根本厩舎に白羽の矢が立った。「今は亡くなった妻に“男の子でも大変なのに、女の子を迎えて大丈夫?20歳になるまでは自分が親のつもりで接しなさい”と言われたんだ」と師。地方競馬行脚で修業する藤田を車で送り迎え。疲れて助手席で眠る藤田を起こさぬよう、片道数時間のドライブを重ねる日々だった。 26年2月で定年引退を迎える根本師。そのころには30歳間近になる藤田が、師の引退する数カ月前にムチを置く計画もあった。だが、一緒に花道を歩く夢はもうかなわない。「ここ最近はなんとかあと2年は一緒に頑張ろうと話し合っていた。こんな形でやめたくないよ、菜七子だって。俺は死ぬまで菜七子が泣きながら引退届を書いた姿を忘れない」と大粒の涙を流した。
厩舎に行っても毎日のように顔を合わせた愛弟子の姿はもうない。「(菜七子が)宮崎に行く前に俺たちは一生の縁だからなと言っておいた。いつかまた笑って会いたいね」。二人三脚で走り抜けた9年間。輝いた日々を思い浮かべるたびに、師の目には涙がにじんだ。
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