菅首相は、どのタイミングで衆院解散に打って出るのか。菅氏をよく知る自民党幹部によれば「菅さんの腹の内を探るには過去の二つの衆院解散が参考になる。振り返るべきは麻生政権、第2次安倍両政権での菅さんの対応だ」という。菅流「勝利の方程式」とは。 #編集委員の目
古くは、1998年の自民党総裁選の例がある。菅氏は、師と仰ぐ梶山静六元官房長官を神輿に担ぎ、小渕恵三VS梶山静六の「骨肉の争い」に身を投じた。梶山氏とともに最大派閥・小渕派(現在の竹下派)を飛び出したが、当時の菅氏はまだ1年生議員。血気盛んな行動だった。その総裁選で、筆者は小渕陣営を取材した。梶山氏の脇をボディーガードのように歩く菅氏の姿が目に焼き付いている。最近の「ケンカ相手」は携帯電話料金の値下げ、デジタル庁やこども庁の具体化など。携帯大手の「既得権益」や役所の「縦割り」がターゲットだ。菅氏のもう一つの政治手法は、第2次安倍政権で官房長官を長く務めた菅氏だが、「ポスト安倍」への野心については、素振りも見せなかった。ところが、安倍晋三首相が辞意表明するや、直ちに二階自民党幹事長と会談し「菅支持」への流れを一気に作った。
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