花組新トップ永久輝せあが7月16日、愛知・御園座で、主演ミュージカル「ドン・ジュアン」の初日を迎え、就任後初作品で希代のプレーボーイ役に臨んでいる。8月1日ま… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム（nikkansports.com）。
夢の舞台を創り続けて100年あまり。時代とともにスターを生み、話題作を手掛けてきた宝塚歌劇団。華やかなステージを作り続ける裏側で日々、厳しいけいこと競争の中で切磋琢磨を続けている夕カラジェンヌの横顔を伝えます。花組新トップ永久輝せあが7月16日、愛知・御園座で、主演ミュージカル「ドン・ジュアン」の初日を迎え、就任後初作品で希代のプレーボーイ役に臨んでいる。8月1日まで。
永久輝と、相手娘役に迎えた新トップ娘役星空美咲にとって、実質的な“新コンビお披露目”となる今作は、フランス発のミュージカル。04年にカナダで初演後、パリなど世界各地で上演され、宝塚では16年に雪組（主演・望海風斗）で初演。情熱的なフラメンコのリズムにのって描かれる。 潤色・演出は生田大和氏。舞台はスペイン。女と酒、快楽をむさぼる男、ドン・ジュアン。次々に女性をとりこにしていくジュアンは、騎士団長の娘までを欲望の標的にし、騎士団長と決闘の末、その命を奪う。その亡霊と闘いつつも、快楽に突き進むが、彫刻家マリアと出会い、愛を知り、破滅へと導かれていく。星空がマリアにふんした。花組新トップに就き、御園座公演に臨んだ永久輝は、その初日だった16日、終演後に、意気込む思いをあいさつに込めた。（再び拍手を受け）作品に携わる先生方の作品に対する愛が濃い。その愛に導かれて、全員で初日を迎えられたこと、そして今日からたくさんのお客さまにこの作品を見ていただけることをうれしく思っています。（カーテンコールをへて、専科出演の先輩へ感謝の思いを述べ）作品の大きな要素にフラメンコがあって、フラメンコを踏んでいると、日頃の雑念が頭をかすめないゾーンに入り込む。もやもやがなくなって、「これが愛だなー」と感じます。
（花組の仲間にも同意を求め、カーテンコールを繰り返しつつ）昨日（初日前日）、（潤色・演出の）生田（大和）先生に、「忘れられない日にしようね」と言われました。私たちも今朝、「忘れられない日にしようね」と言いました。そして、人生の中で忘れられない日になりました。ありがとうございました。永久輝せあ（左）演じるドン・ジュアンは、騎士団長を演じた綺城ひか理と決闘に臨み…（撮影・村上久美子）
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