羽を広げると10センチ以上にもなる蛾(が)「クスサン」=写真=が8月下旬に札幌市西区などで大量発生し、人々を驚かせた。蛾に詳しい専門家によると、はっきりとした原因は不明で、ク…|BIGLOBEニュース
市営地下鉄琴似駅では8月末、出入り口付近でクスサンの“群れ”がひらひらと舞っていた。「ギャー」と叫び声を上げる利用客もおり、足早にその場を離れていった。駅によると、8月20日以降に顕著となったが、現在は落ち着いたという。
道立総合研究機構林業試験場(美唄市)によると、クスサンの幼虫は春から初夏にかけて森や街路樹のクリやクルミ、トチノキなどの葉を食べ、その後羽化。2021年は空知地方、22年は上川地方や旭川市街でも大量発生した。札幌市西区では今年、琴似だけでなく宮の沢や西野でも確認されている。 試験場の内田葉子研究職員は「大量発生は本来9〜10月だが、今年は8月だった。気温が高かった影響か、餌の葉が繁茂したためなのか、はっきりとした原因はわからない」と話す。ただ、「クスサンは触っても人への害はない。見て気持ち悪い人も多いと思うが、羽化後の寿命は10日ほどなので遅くとも9月中旬には収まる」と説明する。 クスサンと同様に大量発生する蛾は、ほかにマイマイガがいる。北海道大電子科学研究所で虫の神経や情報処理を研究する西野浩史助教によると、体長は3〜5センチとクスサンより小さいが11年周期で大量発生し、しかも3年続く。幼虫はシラカバやカラマツ、リンゴの葉などを食べ、7月下旬から羽化して8月上旬まで活動するという。西野さんは、来年はマイマイガが11年ぶりに、クスサンも今年に続いて大量発生する可能性を指摘する。「道内では、ヒグマが森から市街に出る『獣害』が問題となっているが、虫が市街に現れる『虫害』も増えるかもしれない」と話している。
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