美術や演劇などの現場のハラスメント調査 8割超“経験ある” nhk_news
美術や演劇など表現活動の現場におけるハラスメントの実態について、活動の当事者などでつくる団体がアンケート調査を行ったところ、パワハラやセクハラを受けた経験があるという回答がいずれも8割以上となり、調査にあたった団体は「被害の実態を可視化してハラスメントを止めていきたい」としています。この調査は表現活動に携わる当事者でつくる「表現の現場調査団」が、去年12月からことし1月にかけて、インターネットを通じて初めて行い、アーティストや作家、役者など1449人から回答を得ました。その具体例を複数回答で尋ねたところ「暴言・嫌み・無視といった精神的な攻撃を受けた」が全体のおよそ7割と最も多く「金銭・労働条件での不安を強いられた」や「度を超えたダメ出しや過剰な批評を受けた」といった回答も過半数を超えました。調査を行った団体は表現活動の現場ではフリーランスなど契約上弱い立場に立たされるケースが多いことや、閉鎖的な環境に置かれハラスメントの被害を訴えにくいことなどを要因に挙げていて、会見でホンマエリさんは「既存の価値観を疑い、時代ごとに更新していくのが表現活動なのに、ハラスメントはずっと横行してきた。こう
また、性別を理由とした差別「ジェンダーハラスメント」を経験したという人も、全体の7割余りとなる1042人にのぼり、自由記述の回答では、40代のピアニストの女性が「人間としてではなく女性としての性的な魅力で評価される。それを訴えた時、周りの男性に女性性を利用してきたくせにと言われる」と答えたほか、30代の映像作家の女性は「映像周りの世界では『女は才能がなく男が才能がある』という謎常識がある気がします」と記していました。
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