紙運用を継続してのkintone活用、大山乳業農協の“誰一人取り残さないDX”

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紙運用を継続してのkintone活用、大山乳業農協の“誰一人取り残さないDX”
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kintoneユーザーによる事例・ノウハウ共有イベント「kintone hive hiroshima vol.1」が広島で初開催された。今回は、トリを務めた大山乳業農業協同組合の今吉正登氏によるプレゼン「誰一人取り残さないDXを目指して」をレポートする。

kintoneユーザーによる事例・ノウハウ共有イベント「kintone hive hiroshima vol.1」が広島で初開催された。今回は、トリを務めた大山乳業農業協同組合の今吉正登氏によるプレゼン「誰一人取り残さないDXを目指して」のレポートを紹介する。大山(だいせん)乳業農業協同組合は昭和21年に設立された農協で、牛乳や乳製品、菓子、アイスクリームなど、多岐にわたる製品を販売する。西日本を中心に展開するが、主力製品の「白バラ牛乳」や「白バラコーヒー」は、首都圏の有名スーパーでも取り扱っている。

今吉氏が、まずkintoneで作ったのが電子稟議書アプリ。これまでは、役員の不在には決裁ができず、業務がストップしてしまったり、逆に決裁なく業務を進めて事後報告になることも横行していた。この決裁をkintone化することで、事業スピードを飛躍的に向上できたという。次に取り組んだのは、酪農ヘルパー事業のDXだ。酪農家は生き物を飼っているため365日作業が発生するが、当然休みも必要。そこで、酪農家の休暇時に代わりに作業してくれるのが酪農ヘルパーである。鳥取県では9名の正職員がおり、酪農指導部が管理運営している。2023年3月、この酪農ヘルパー事業の事務担当者が出産のため、12月から産休・育休に入ることがわかった。事務員が産休に入るため、年内でのDXが必要になった

「正職員のヘルパーは屈強な男たちです。しかし、ケータイは触れますが、パッド(タブレット端末)になると拒否反応を示すのです。パッドを貸与すると言っても、『落とすからいいです』『濡れたらダメなんでいいです』と断ります。やはり、一次産業の現場ではデジタル化のハードルは高いです」(今吉氏)そんな時に、業界紙にて、電巧社の「onboard」という手書き帳票化ソリューションを見つける。紙に手書きした内容をそのままデータ化し、OCR機能でテキスト化してくれるのが特徴だ。onboardと自動連携するプラグインを用いて、OCR化されたデータをkintoneに保存。kintoneから抽出されたデータは、そのまま給料計算や請求計算に使用できるようにした。

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