米海兵隊は、米軍の中で最も規模の小さい軍種だ。陸軍が100万人近い人員を擁するのに対して、海兵隊は現役・予備役合わせて21万人しかいない。だ…… → 米豪の海兵隊F35部隊長ら、バーで太平洋での有事対応を構想
米海兵隊は、米軍の中で最も規模の小さい軍種だ。陸軍が100万人近い人員を擁するのに対して、海兵隊は現役・予備役合わせて21万人しかいない。だが、それは必ずしも不利な要素ではなく、西太平洋での中国の侵犯行為をけん制する上ではむしろ有利に働く。
1年前、カリフォルニア州を拠点とする海兵隊のF35戦闘機部隊、第314戦闘攻撃飛行隊(VMFA-314)の指揮官マイケル・オブライエン中佐は、ネバダ州のバーで同席したオーストラリア空軍(RAAF)第3飛行隊の指揮官エイドリアン・カイリー中佐と共に、太平洋をまたいだ大規模な部隊派遣構想を紙ナプキンの上に描いた。VMFA-314は、米ロッキード・マーチンの長距離・空母艦載型ステルス戦闘機F35Cを運用している。RAAF第3飛行隊が運用するのは、それより翼幅と燃料タンクが小さい陸上型のF35Aだ。オブライエンとカイリーは、この理論を証明したいと考えていた。また、両飛行隊が猶予のない中でも迅速に連携し、侵略してくる敵をハイテク火力の射程にとらえることが可能だという点も証明したかった。。昨年、両飛行隊はネバダとハワイの両州で合同訓練を実施した。「2023年は特に整備と補給に重点を置いて、相互互換性をテストし、証明しようと試みている」という。
隊長2人が紙ナプキンに描いた配備計画は公式に承認され、先月、VMFA-314の基地から6機のF35Cが発進。米空軍や委託先の給油支援を受けつつ太平洋を横断して、オーストラリア南東部ニューサウスウェールズ州にあるRAAFウィリアムタウン基地へ向かった。
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