ピットマン氏はその後、死亡した警官の身元をウィリアム・ビリー・エバンス氏と発表。議会警察に勤続18年のベテランで、緊急対応部隊の一員だったと明らかにした。記者会見での説明によると、容疑者はまず「憲法通り」に設置された警察のバリケードに車で突っ込んだ後、刃物を振り回した。その後、警官が容疑者を射殺したとしている。ピットマン氏は捜査が進行中だとしているが、差し迫った危険はなくなったとみられる。捜査当局
が「外部からの治安上の脅威」は排除されたと判断したことを受け、議会警察はこの日午後、数時間に及んだ議事堂の封鎖を解除した。
ただ、容疑者はすぐに無力化されたものの、今回の事件が3カ月足らず前に起きた議事堂襲撃事件を想起させるのは間違いない。最近は厳戒態勢が一部解除されていたものの、事件以降、治安に関する懸念が議会関係者の脳裏を離れたことはない。
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