米西海岸の港、一転閑散の訳(The Economist)
かつて大混雑した米西海岸のロサンゼルス港では、最近は入港する貨物船が急減している(11月)=APその結果、隣接するロサンゼルス港とロングビーチ港は主にスペース不足で停滞状態に陥り、空のコンテナを運び出せずにいることが判明した。そこでツイッターに一部始終を続けざまに投稿し、「このボトルネックを克服しなければならない」と対応を呼びかけた。ロサンゼルス、ロングビーチ港で輸入量急減今回のその原因は貨物の過剰ではなく、不足だった。ロサンゼルス港に停泊していたコンテナ船はわずか4隻で、21年にはその3倍以上あったはずだ。
この静けさは、通常米国の輸入の37%を受け入れるカリフォルニア州南部の2港で貨物量が激減している表れだ。ロサンゼルス港は14日、11月の輸入量が前年同月比で24%減少したと発表した。ロングビーチ港もこのところ同じような状況に見舞われている。このテーマを議論するのに、デーブ・クラーク氏はうってつけの人物だ。今年前半まで米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムで物流部門のトップを務め、世界最大級のサプライチェーン(供給網)を構築した同氏は9月、フレックスポートに共同CEOとして入社した。「巡回するトラック、満杯のコンテナヤード、入港待ちで停泊している多数の船を眺めると、米経済の力が目に見えるようだった」という。
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