米国野村証券のストラテジスト、チャーリー・マケリゴット氏は、米株式市場がこのところの下落で「機械的な売り」を触発し、下げが加速する可能性がある危険水域に入ったと指摘した。
は20日の下落で、オプションディーラーや相場の流れに追随する手法を取るCTA(商品投資顧問)などの投資家が機械的に売る水準に迫ったという。21日に米株は大幅続落となった。
オプションディーラーは通常、持ち高のバランスを中立に保とうとするため、「ショートガンマ」と呼ばれるオプション売り越しの状態の場合、相場の下落局面で株式先物を売る傾向にある。この流れが足元の相場の下落を加速させる可能性がある。 また、マケリゴット氏によると、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)の上昇を受け、VIXのコール(買う権利)オプションを売っていたディーラーが特に17と20の水準を超えると買い戻しを迫られる可能性がある。21日は17.54を付けた。※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください
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