米バンカメ、7〜9月10%増益 利上げで利ざや拡大

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米バンカメ、7〜9月10%増益 利上げで利ざや拡大
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【ニューヨーク=竹内弘文】米銀大手バンク・オブ・アメリカが17日発表した2023年7〜9月期決算は、純利益が前年同期比10%増の78億200万ドル(約1兆1700億円)だった。米連邦準備理事会(FRB)の利上げにより利ざやが拡大した。トレーディング部門も好調だった。1株利益は0.90ドルとなり、ファクトセット集計の市場予想0.83ドルを上回った。17日の米株式市場では取引開始直後にバンカメの株

が17日発表した2023年7〜9月期決算は、純利益が前年同期比10%増の78億200万ドル(約1兆1700億円)だった。米連邦準備理事会(FRB)の利上げにより利ざやが拡大した。トレーディング部門も好調だった。事業会社の売上高にあたる純営業収益は3%増の251億6700万ドルだった。貸し出しなどから得る利息収入と預金者に払う利息の差「純金利収入」が4%増の143億7900万ドルとなり、全体を押し上げた。FRBが22年春から続ける利上げに連動して貸出金利が上昇した。

貸し出しや保有債券利回りの平均から預金金利などを引いた利ざやは2.11%で、前年同期の2.06%から拡大した。利ざやの四半期ごとの推移は22年10〜12月期をピークに前の四半期まで緩やかに縮小した後、23年7〜9月期は再び拡大に転じた。 9月末の預金残高は6月末比0.4%増の1兆8846億ドルだった。短期金利の上昇によりMMF(マネー・マーケット・ファンド)など利回り商品の魅力が高まり、預金を移す動きが続いていたが、預金金利の引き上げに伴い流出の動きは足元で一服した。 9月末の融資残高は1兆491億ドルで、6月末比0.2%減った。消費者向けなどが伸びたものの法人向けで資金需要が弱まった。クレジットカード利用の増加を背景に、貸倒引当金や貸倒損失を合算した与信費用は前年同期比37%増の12億3400万ドルとなった。

バンカメの顧客がクレジットカードやデビットカードなどを経由した支出額は前年同期比4%増となった。ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は決算説明会で「パンデミック前の時期に見られた水準と一致する」と述べ、消費動向に減速傾向が見られてきたとも指摘した。債券の利回り上昇(債券価格は下落)は利ざや拡大に貢献する一方で、保有債券の含み損拡大にもつながった。9月末時点の含み損は計1362億ドルとなり、6月末比24%増となった。

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