１０月１４日に東京都立川市のハーフマラソン（２１．０９７５キロ）コースで行われた第１００回東京箱根間往復大学駅伝（来年１月２、３日）の予選会に、札幌学院大が出場した。結果は３７位。全国から参加可能とな...
１０月１４日に東京都立川市のハーフマラソン（２１．０９７５キロ）コースで行われた第１００回東京箱根間往復大学駅伝（来年１月２、３日）の予選会に、札幌学院大が出場した。結果は３７位。全国から参加可能となった記念大会だったが、本戦に出場できる１３位以内には届かず、１１校が出場した地方勢としても４番手にとどまった。それでも選手は笑顔を見せ、監督、コーチは手応えを口にした。順位と乖離（かいり）した充実感の裏には、３週間後に向けたしたたかな戦略があった。（運動部デジタル委員
平田康人）「これが競技者としての財産に絶対になるから」。かつて強豪の山梨学院大で箱根駅伝出場を目指していた浜田樹（たつる）コーチの激励をスタート前に受けた札幌学院大の選手たちは、午前９時３５分、号砲とともに飛び出した。同９時の天候は曇り、気温１５．８度、風１．３メートル。鹿内万敬（かずのり）監督が「天候も味方してくれて、非常にいいコンディションだった」と言う絶好の幕開けだった。コースは陸上自衛隊立川駐屯地内を３周した後、立川市街地を経て国営昭和記念公園にゴール。駐屯地内の滑走路から始まり、市街地の道路、公園内の小道とバラエティーに富む。「全国化」は今回限りとされている今年の予選会には過去最多５７校がエントリー。関東以外からは１１校が出場した。１校最大１２人が走り、上位１０人の合計タイムにより本戦出場校を決定。出場校数は記念大会のため３校増えて２３校。既にシード権を得ている１０校以外の１３校が予選会で出場権を獲得できる仕組みだった。札幌学院大は出場選手１２人を３グループに分ける戦略で臨んだ。最初の１０キロまで先頭の高速ペースについていく３人、ペースを刻々と変える「変化走」で臨む４人、ハー
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