第904回:返ってきたブーメラン! これがF.ジウジアーロの新ワンオフだ 【マッキナ あらモーダ!】

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第904回:返ってきたブーメラン! これがF.ジウジアーロの新ワンオフだ 【マッキナ あらモーダ!】
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ジウジアーロが新たなワンオフのスーパーカーを発表! その詳細な姿と、製作の経緯をお届けする。

緊張感あるウエッジシェイプをもちながら均整がとれたフォルムのブーメランは、誕生間もなかったイタルデザインの能力を広めるべくつくられた。しかしそれにとどまらず、 自動車デザイン 界に大きな衝撃を与えた。ファブリツィオ氏はプレスリリースのなかで「これまでに多くのスポーツカーが、あの(ブーメランの)デザインからインスピレーションを得てきました。真の前衛であり、ジョルジェットが生み出したなかでも、最も成功した作品のひとつと考えています」とコメントしている。中世ルネサンス期のイタリアでは、数々の画家や彫刻家が父子で活躍した。息子たちは偉大な父の技法を継承しながら、独自の解釈で自身の時代の空気を反映させていった。筆者が住むシエナやピサで活躍したニコラ&ジョヴァンニ・ピサーノ、ヴェネツィア派のジョヴァンニ&ヤコポ・ベッリーニ、フィリッポ&フィリッピーノ・リッピ、そしてルカ&アンドレア・ダ・ロッビアといった美術家たちである。 カーデザイン は美術よりも工芸にルーツをさかのぼるものであることは、ことわっておかなければならない。とはいえ、ジョルジェット氏の仕事が建築を思わせるものであるのに対し、ファブリツィオ氏は過去にたびたび米国車をイメージ源としながら、その大胆さを投影させてきた。自動車という最先端技術の集合体にもかかわらず、世代による対比という点で、歴史的美術との共通点が見いだせる。このあたりがイタリアのカロッツェリア文化の面白いところなのである。Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。.

緊張感あるウエッジシェイプをもちながら均整がとれたフォルムのブーメランは、誕生間もなかったイタルデザインの能力を広めるべくつくられた。しかしそれにとどまらず、自動車デザイン界に大きな衝撃を与えた。ファブリツィオ氏はプレスリリースのなかで「これまでに多くのスポーツカーが、あの(ブーメランの)デザインからインスピレーションを得てきました。真の前衛であり、ジョルジェットが生み出したなかでも、最も成功した作品のひとつと考えています」とコメントしている。中世ルネサンス期のイタリアでは、数々の画家や彫刻家が父子で活躍した。息子たちは偉大な父の技法を継承しながら、独自の解釈で自身の時代の空気を反映させていった。筆者が住むシエナやピサで活躍したニコラ&ジョヴァンニ・ピサーノ、ヴェネツィア派のジョヴァンニ&ヤコポ・ベッリーニ、フィリッポ&フィリッピーノ・リッピ、そしてルカ&アンドレア・ダ・ロッビアといった美術家たちである。カーデザインは美術よりも工芸にルーツをさかのぼるものであることは、ことわっておかなければならない。とはいえ、ジョルジェット氏の仕事が建築を思わせるものであるのに対し、ファブリツィオ氏は過去にたびたび米国車をイメージ源としながら、その大胆さを投影させてきた。自動車という最先端技術の集合体にもかかわらず、世代による対比という点で、歴史的美術との共通点が見いだせる。このあたりがイタリアのカロッツェリア文化の面白いところなのである。Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。

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