返し馬で推し馬のアオラキ(手前)とハルオーブを撮影するファンたち「パドックはどこにありますか」。そんな笠松競馬場デビューの聖地巡礼者の声に応えて、今回は世界的にも珍しい笠松方式「内馬場パドック」...
マイクロバスでパドック横に到着したジョッキーたちは、緊迫して盛り上がった場面で、車に乗って登場するプロ野球の「リリーフエース」のようだ。ファンの声援に笑顔も見せながら馬番順に整列し、観客席に向かって一礼。戦闘モードにスイッチを切り替え、素早く馬にまたがると1周目ですぐに本場馬入りし返し馬へと向かった。本場馬入り直後、半数ほどの馬が返し馬で、スタンド前から1コーナー方面へとダッシュし、駆け抜けていく。このためカメラなどの位置取りによっては撮影は一瞬になる。他場やJRAからの遠征馬がお目当てなら、ゴール寄りの方が撮影しやすい。近くには大型の清流ビジョンがあるので、馬体は画面でもチェックできる。入れ込まないで落ち着きのある馬は、本場馬入り後に外ラチ沿いへ来てくれる。これはパドックが離れており「好きな馬や騎手をもっと近くで見て、撮影したい」という来場者のため、ファンサービスの一環としても行われている。4、5月に同じレースで出走したアオラキとハルオーブは本当に落ち着きがあって、ファンサービスぶりも優等生。外ラチ沿いをゆっくりと4コーナー方面へと進むと、カメラやスマホを構えた大勢の若者たちの撮影タ
各馬は4コーナー近くでUターンして、スタンド前を1コーナー方面へと駆け抜けていき、レース本番に向けて疾走する姿は壮観だ。人気のアオラキはファンをチラ見しながら「グネグネ」したりする姿は愛らしい。ネット映像では見られない動きもあり、ライブ観戦で活写していただきたい。一方、誘導馬のエクスペルテとウイニーは、各馬が返し馬へ向かう様子を、外ラチ沿いに立って見守り続ける。午前中から長距離を歩くため、体調面を考慮しながら2頭が日替わりで登場。猛暑や悪天候の日もあるが、最終レースまでの重労働を1頭でこなす。この姿には「誘導馬も走るんや~、速いなあ」と、スタンドから驚きの声が上がることも多い。普段はゆっくりと各馬を引率して歩く馬とは思えないかなりの速力。他の競馬場ではあり得ない珍しいワンシーンも「ワンダーランド・笠松」に来場すれば見ることができる。廃虚化した施設内もマニアには魅力となっており、「肝試し」を兼ねて来場。ご当地グルメや生ビールを片手にライブ観戦も楽しんでいただきたい。A4クラス「木曽川特別」の1600メートル戦。手綱は塚本征吾騎手に戻り、1枠からまずまずのスタート。3~4コーナーへの最初の
ハルオーブは笠松で3戦し3着が最高だが、もし勝つことができればゴール前では熱烈ファンによる「はるおコール」が響き渡るかも…。JRAの芝コースのような高速馬場が好きな馬。ダートでも脚抜きの良い不良馬場が得意とみられ、梅雨時の次走での巻き返しが期待される。「1聖地編」に続く「2新風編」ではウマ娘ファンの熱狂ぶり、渡辺竜也騎手のヤングジョッキーズ・ファイナル進出、吹き荒れたライデン旋風など各時代の「新しい風」を追って、笠松競馬の歴史と魅力に迫った。オグリキャップの天皇賞・秋観戦記(1989年)などオグリ関連も満載。 林秀行(ハヤヒデ)著、A5判カラー、206ページ、1500円。岐阜新聞社発行。笠松競馬場内・丸金食堂、ふらっと笠松(名鉄笠松駅)、ホース・ファクトリー、酒の浪漫亭、小栗孝一商店、愛馬会軽トラ市、岐阜市内・近郊の書店、岐阜新聞社出版室などで発売。
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