神奈川県と三浦市は5日、時間と地域を限定して一般ドライバーが自家用車で乗客を有償で送迎する「神奈川版ライドシェア」の実証実験を17日から始めると発表した。三浦市が実施主体となり、市内タクシー会社の協力のもとタクシー不足が指摘されている午後7時から深夜1時の時間帯に限定して運行する。吉田英男市長は「地元飲食店からの要望も大きく、経済効果に期待したい」と述べた。愛称は「かなライド」とし、ロゴを発表
神奈川県と三浦市は5日、時間と地域を限定して一般ドライバーが自家用車で乗客を有償で送迎する「神奈川版ライドシェア」の実証実験を17日から始めると発表した。三浦市が実施主体となり、市内タクシー会社の協力のもとタクシー不足が指摘されている午後7時から深夜1時の時間帯に限定して運行する。吉田英男市長は「地元飲食店からの要望も大きく、経済効果に期待したい」と述べた。三浦市がドライバーと車両を募集したところ25人の応募があった。このうち三浦市在住・在勤の31歳から65歳の男女13人が、国の認定講習やタクシー会社の教育研修を受ける予定。車両にはドライブレコーダーや車内カメラなどを整備する。事故に備え、三浦市はあいおいニッセイ同和損害保険と契約を交わした。
実証実験は4月17日から12月16日までの8カ月間。利用者は日本交通が出資する配車アプリ「GO」で車両を手配する。料金はタクシーと同額でアプリ上で決済する。乗車場所は三浦市に限定されるが、降車場所は他の自治体でも構わない。 1日5台程度の運行から開始する。イベントや週末などの需要をみて、運行台数の追加やドライバーの再募集も検討する。黒岩祐治知事は「すべてが初めてなので模索しながら課題を整理し、利用者目線のサービスとして育てていきたい」と語った。 ライドシェアを巡っては、タクシー会社を主体とした地域・時間帯を限定したサービスが4月8日から東京都や京都府などの4都府県の一部地域で始まる。都心部ではなく三浦市のような地方都市でのライドシェアの実証実験には他都市からも注目が集まっている。
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